ケイトちゃんからの依頼 5
すみません!
お待たせしました。
学園に戻った翌日、僕はリョウ兄さんに今後の調査方針を相談した。
「そうだなぁ……
その《マクレガー》という男の臭いがわかれば何とかなるかな。」
臭い?
「ラックに頼めば見つけてくれるよ♪
アイツは探し物が得意なんだ。」
そう言えば僕が何か無くし物をしても、ラックに頼めば見つけて来てくれたっけ。
やっぱり、犬獣人の血が入っているからかなぁ?
「それから、マクレガーの銀行口座とギルド口座の引き落としが不能になったよ。
流石はボルネオール侯爵家だね。
ターク達が調べて来た資料が、役に立ったと感謝されたよ。」
僕達が調べたって言っても、ほとんどラックが調べてくれた事なんだけどね。
とにかくこれで、《マクレガー氏》の資金源は手持ち以外無くなった。
アイテムボックス等のスキルがあるとは聞いていないから、たぶん近いうちに何処かの銀行なりギルドなりにやって来ると思う。
そして数日後、予想通り手持ちの資金の切れた《マクレガー氏》が、何故か僕の実家が治めるサイド伯爵領のお隣り、依子であるミスド子爵領の銀行で見かけられたという情報があった。
お金が降ろせない事を知った《マクレガー氏》は、銀行員とかなりもめたそうだ。
でも仕方ないよね。
自分のお金は使い切っちゃて、残りのお金は全部、兎君家のお金だし。
寧ろ足りない。
《マクレガー氏》は銀行員ともめた後、そのまま逃走したけど、いつの間にか学園街から移動していたラックに捕まえられた。
時間的にこっちに情報が入る前に、移動してないと無理だよね?




