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兎の恩返し1-1

(兎君side)


こんにちは…僕はベンジャミン。

高耳兎の獣人だ。



僕達兄妹には練金術師の両親がいて、そこそこ裕福に暮らしていた。

しかし数年前、父親が何者かに殺されてしまい、犯人はわからずじまい。



母親は仕方なく、大家のマクレガーさんに12歳の僕と8歳の妹を預けて、ズーラシアン王国に出稼ぎに行く事になった。



ところがマクレガーさんは母親がズーラシアン王国に行って1年も経たない内に、僕の家の財産を『お前等の親にお金を貸している。貸した物を返して貰う。』と言って全部自分の物にしてしまったんだ。

その上、自分の家や土地、僕達が借りていた家まで売り払って何処かに行ってしまった。



その所為で僕達は住む所も無くし、途方に暮れていた。

そんな僕達を拾ってくれたのは、街外れにある古い教会の神父とシスター。



こうして僕ベンジャミンと、妹のフロプシーは教会で暮らす事になった。



教会には僕達の他に、3人の獣人の子供がいた。

気は優しくて力持ちの熊獣人のガス、僕達と同じ高耳兎獣人で無口なマリウス、元気なのがとりえでムードメーカー猿獣人のダイ。



皆んな親を亡くして、教会に引き取られたそうだ。



僕達は教会の手伝いをしながら、暮らしていた。



ある日、教会に()()()だと言う怪しい男達がやって来た。

シスターの話しによると、そいつらは『時々教会に来て子供達に養子先や仕事先を紹介してくれる、()()()()()()()()。』

だと言う事だったが、怪しい話しだな。



いくら()()()として彼方此方回っているからと言っても、大商会でもないアイツらに、そんなに紹介できる引取り先があるとは思えない。



僕達が来る少し前まで、教会にはもっとたくさんの()()()()()が居たそうだ。



しかしその子達はすでに()()()の紹介で、それぞれ引き取り先に連れて行かれたそうだ。



引取り先の人が教会に来た事は一度もなく、いつもあの()()()がまとめて馬車で連れて行くのだとダイが教えてくれた。



ますます怪しい。



だいたい教会で引き取っている子供が、獣人ばかりというのもおかしな話だ。

その話しを聞いた僕はこっそり、神父と()()()の話しを聞こうと、神父の部屋の裏にある、物置に忍びこんだ。



するとそこには先客がいた。

マリウスだ!



彼も『アイツらは怪しい』と思っていたのだ。


----------------


彼等の名前の元ネタがわかった人は凄い!


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