サンダーバード
「は~い、みなさん。一列に並んでください。ルシファー様の機嫌を損ねたら命はないですよ。」
今までにあっただろうか? 行列に並ぶだけで命を失う可能性が。
「何もルシファー様の手を汚すまでもない。私一人で十分だ。」
「いいや。ルシファー様に歯向かう者は私がぶっ殺す!」
ペリーヌとアナスタシアは戦闘準備は整っていた。
「これだけの精霊たちが精霊のエナジーを分けてくれるのなら、本当にルシファー様の息子のマイケルは目を覚ますかもしれないね。」
「これも地球の神をたきつけた私たちのお手柄ね。」
「おかげでお手伝いが忙しくて敵わないよ。お小遣い貰えるかな?」
カスピル、ロロド、ヒャッキも行列の誘導員として働いていた。
「次の方、どうぞ。」
呼ばれて次の精霊、雷の精霊サンダーバードがやって来た。
「貢ぎ物はなんですか?」
「え!? 貢ぎ物がいるんですか!?」
「当たり前でしょ! 家族が皆殺しになっていいんですか!?」
「ええー!? 皆殺し!?」
サンダーバードは驚愕し、何か貢ぎ物はないかと探してみた。
「良かったら、これをどうぞ!」
サンダーバードが出したのは。レアなアイテム、サンダーバードの羽であった。
「まあ、ないよりはいいでしょう。」
「どうぞ、中へ。」
「ふう~、良かった。」
安堵するサンダーバード。
「ルシファー様の部屋に入って、万が一、雷で関電や漏電、家事が起こった場合、ルシファー様がお怒りになると思いますが、よろしければ、ここにサインしてください。」
「ヒイイイイイイイー!? ご勘弁ください!?」
サンダーバードは電圧を下げるために大きな蓄電池のバッテリーに充電する。
「あなたたち、さっきからうるさいですけど、何をしているんですか?」
そこにハリウッド孤児院のシスター姿のルシファーが現れた。
「め、女神様だ!? 聖女だ!?」
サンダーバードはルシファーに、女神の神々しい聖なる光のオーラを見た。
「あなたたち、ダメじゃない。みなさんはマイケルのためにエナジーを分けてくれるために来ているんだから。」
「は~い。」
「ごめんなさいね。サンダーバードさん。ニコッ。」
「はい! サンダーバード! 命尽きるまでルシファー様に忠誠を誓います!」
一目見ただけで相手の心を虜にするルシファーであった。
「ありがとう。ニコッ。」
エナジーを分けてくれる精霊の優しさに触れて、ルシファーは幸せだった。
つづく。




