ダークドラゴン
「おまえのエナジーを寄こせ! 僕は地球の神であるぞ! ワッハッハー!」
僕たちはL案件の謎を解明するために、ハリウッド孤児院のルシファー様に愛に戻ろうとした。
「うるさい!? 俺たちは、おまえなんかに構っている暇はない!?」
どこに続いているのか分からないが、行列ができていた。
「そんなに怒らなくてもいいじゃないですか!? クスン。」
並んでいる暗黒竜に声をかけたら僕は怒られた。
「闇の精霊のダークドラゴンさん、何に並んでいるんですか?」
草の精霊スプライトは何の行列なのか尋ねてみた。
「聖地巡礼だ!」
「聖地巡礼?」
「おまえ、L案件のことは知っているよな?」
ダークドラゴンも精霊なので、L案件を知っている。
「はい。」
「今、精霊界の噂では「精霊のエナジーを「あのお方」に差し出さないと妻、子供、家族、友達、親戚、一族、住まいなど全てを失うと言われている!?」
「ええー!」
恐るべし、L案件。
「だから、ここに並んでいる精霊たちは、自分たちの精霊のエナジーを「あの方」に献上しに来たんだよ。」
「ということは、この精霊の行列はハリウッド孤児院まで続いているんですか!?」
どこまでも続く行列は「あの方」のいるハリウッド孤児院まで続いていた。
「精霊だけじゃない!? 人間も、悪魔も、天使も、魔物も、神までもが「あの方」にエナジーを渡すして、生き残るためにずっと並んでいるんだぞ!?」
この地球に生きとし生ける者が、ルシファーを恐れていた。
「すごい! さすがルシファー様だ!」
僕は改めてルシファー様の偉大さに気がついた。
「ついに鈍感な、この男も「あのお方」の正体に気がついてしまったか。これでルシファー様の初恋も終わったな。」
精霊たちはルシファー様の恐怖の大魔王ぶりを知れば、どんな男でも逃げてしまうと思っていた。
「ルシファー様は皆から陳情を聞いて、代表して「あのお方」と話をつけるつもりなんだ! なんて偉大なんだ! ルシファー様! ズキューン!」
さらに僕の心はルシファー様の虜になった。
「なんのこっちゃいな!?」
呆れる妖精たち。
「私たちで先にハリウッド孤児院に行って、ルシファー様を手伝いましょう。」
「おお!」
精霊たちは自分の命が助かる道を忖度するのであった。
つづく。




