ノーム
「おまえのエナジーを寄こせ! 僕は地球の神だぞ! ワッハッハー!」
僕はルシファー様のために精霊のエナジーを集めるために、地下のドワーフの集落にやって来た。
「なんなんだ!? おまえたちは!? 地底に侵略にでも来たのか!?」
地の精霊ノームは異常なまでの警戒心だった。
「怖くない。怖くないよ。」
それもそのはず。僕たちは、地球の神、草、水、火の精霊の変わったパーティーだったからだ。
「おまえたち!? 今、精霊界で噂のお尋ね者だな!?」
「お尋ね者?」
「これを見よ!」
ノームは1枚の紙を突き出す様に見せてくる。
「これは!? L案件の赤紙!?」
赤紙を見た精霊たちがゾッとした。
「緊急注意! L案件! 発動中! 命が欲しければ従うべし! ただいま地球の神と一部の精霊たちが精霊のエナジーを集めている。繰り返す! これはL案件である!」
「なんだ!? これは!?」
赤紙の内容を見て驚く僕たち。
「みんな、もう知っているんだよ。エントの森、竜神様の祠、火の山が滅んだことを。おまえたちは、今度はドワーフに地下帝国を滅ぼしに来たのか!?」
精霊たちは僕を恐れていたというよりも、僕の後ろに控えている「あのお方」に怯えているのだ。
「ええー!? そんなつもりはありません!? ただ精霊のエナジーを分けてほしくて!?」
必死に弁解する僕。
「もう遅い。」
「え?」
「おまえには聞こえないか? 地下が崩壊していく音が。」
ズドーン! ズドーン! ズドーン! っと天井が崩落してくる。
「ギャアアアアアア!?」
「ここはお終いだ!? 生き埋めになるぞ!? 早く地上に逃げるんだ!?」
地の精霊ノームの道案内で僕たちは崩れ行く地下から地上に脱出することができた。
「ふう~助かった。」
僕は地上の新鮮な空気を吸って生き返った。
「これも全て「あのお方」の性だ!?」
「いけません!? L案件に抵触する会話は禁じられていますよ!?」
「どうしたらいいものか?」
精霊たちは困り果てていた。
「ルシファー様に相談してみたらいいんじゃないかな?」
僕は困った時は人に助けてもらおうと普通に思った。
「ギャアアアアアア!?」
絶句して気絶する精霊たちであった。
つづく。




