エント
「エント! 教えてくれ! どうすれば植物人間を生き返らせることができるんだ!?」
僕たちは森の精霊エントに会うことができた。
「そうだな。世界樹なんてどうだ? 別名、ユグドラシルやイグドラシルと言われている。」」
「世界樹!? それで治るのか!?」
「まあ、待て。ユグドラシルは九つの世界で構成されていると言われている。過酷過ぎて世界樹の種を取りに行くことは無理だ。」
「じゃあ~どうするの!?」
また振り出しに戻った。
「なら、賢者の石なんてどうだ? 別名、エリクサーだ。」
「賢者の石!?」
「ただし材料が人間の命とも言われている。残酷過ぎて、それで傷が言えたからといっても、ルシファー様が喜ぶかどうか?」
「まともなものを紹介してくれ!」
苛立つ僕。
「この役立たず!」
「最低!」
「森ごと焼き払うぞ。」
凶悪な子供たち。
「失礼な!? 訪ねてきたのはおまえたちだぞ!?」
動揺するエント。
「では、こういうのはどうだ? 多くの精霊からエナジーを分けてもらうというのはどうだろう? これは別名はない。」
「まともなものがあるなら最初っから言え。」
僕はエントを殴りたかったが、グッと拳を握って我慢した。
「よし! 精霊たちからエナジーを分けてもらうぞ。そして、ルシファー様の息子を目覚めさせてみせる! 僕は精霊使いになってみせる!」
地球の神の目標は、精霊使いのエレメントタラーになる。
「精霊使いではダメだ。精霊王になるぐらいの気持ちがないと。」
「精霊王!? キング・オブ・エレメントタラーってことか。よし! 僕は精霊王になる。」
そして精霊使いから精霊王へと僕の夢は飛躍した。
「ほい。」
僕はエントに手を差し出した。
「なんだ?」
「エント、おまえのエナジーも分けてくれるんだろ?」
「ええー!? マジか!? クソッ!? 持っていけー!」
渋々だがエントはエナジーを僕にくれた。容器はないので、僕の体にエナジーを注入してもらった。
「おお!? なんだか少し強くなった気がする!?」
森の精霊のエナジーをもらった。確かに僕の中で何かが変化した気がする。
「じゃあ、僕は次の精霊からエナジーを貰ってくるから、チビッ子たちは帰ってくれ。」
「ええー!? 一緒に行きたい!」
「ダメだ。ルシファー様が心配するだろ。」
「ガッカリ。」
「行くぞ! スプライト!」
「はあ!? なぜ私が!?」
「だって僕は案内してもらわないと他の精霊の居場所が分からないもの。」
「嫌だ!? 絶対に行きたくない!? 助けて!? エント!? カスピルたち!?」
「行ってこい。スプライト。」
「君の死は無駄にはしない。」
「そ、そ、そんな!?」
僕はスプライトと共に精霊巡りの旅に出た。
つづく。




