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ハリウッド・クエスト 後編  作者: 渋谷かな
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アザゼル

「参った! 降参します! 天界の神の座は差し上げますから、命だけはお助け下さい!」

「ワンニャア。」

 早々に白旗を上げる弱気なエリザベスと、エリザベスの膝の上でモフモフされて気持ちがいいエリザベス。

「こらー! 簡単に神の座を投げ出すな! ルシファー様に殺されるぞ!」

「それも嫌。」

 ペリーヌはエリザベスに邪神デーメーテールよりも、留守のルシファー様の方が容赦ないので怖かった。

「私はどうすればいいんだ!? そうだ! もっと天使を召喚すればいいんだ! いでよ! 天使!」

 天界の神エリザベスの魔力は底なしの無尽蔵であった。

「お呼びでしょうか。エリザベス様。アザゼル、参上しました。」

「うわあああああー!? 堕天使を呼んじゃった!?」

 アザゼルだけでなく、サリエルも堕天使みたいなものである。天界の神になってもエリザベスはエリザベスである。

(プライド、こっちにおいでよ。)

(そうよ、そうよ。邪神なんかに憑かないで、アーサーに取り憑こうよ。)

(こいつ結構、居心地がいいぞ。)

 エンビたちが、邪神デーメーテールの使途になった仲間の新しい魔王7将軍の高慢のプライドを説得する。

(あなたたちはどうして、そちら側だけの物の見方をするの?)

(と、いいますと?)

(あなたたちも死んでるからお化け。アーサーさんも冥王ハーデース様にファントムのハリウッドを貰ったんでしょ? で、私たち新しい魔王7将軍の力を1つに集めれば、あなたは強くなれるのよ。)

「強くなれる!?」

(そうすれば冥界にいるセーラ姫にも会いに行くことができるんですよ? 分かっていますか?)

「はい! 俺! 冥王軍に加入します!」

 俺はセーラ姫に会うために英断を下した。

「よくやりました。プライドさん。」

「邪神デーメーテール様の役に立てるならお安い御用です。」

 新しい魔王7将軍の高慢な堕天使プライドはキレキレの頭脳だった。

「もう一人、ペリーヌさんも説得できます。」

 プライドさんの猛攻は終わらない。

「なに!? 私は最後まで騎士として戦うぞ!」

(ヤッホー! ペリーヌ!)

「お、おまえたち!?」

 プライドはペリーヌと同じルシファーの上級天使で亡くなった者を呼び出す。

「ヒュー!? エディ!? ライアン!? スカーレット!? それにジョニーとエマまで!? どうしておまえたちが!?」

 死んだ人間は冥界に管理されるのであった。

 つづく。

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