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ハリウッド・クエスト 後編  作者: 渋谷かな
58/100

アシーディーアー

「僕たちと遊ぼうよ。お兄ちゃんたち。ニヤッ。」

「そうだよ。僕たちを楽しませてくれたら、命は助けてあげるよ。クスクスッ。」

 怠惰の悪魔ピグリッティアとアシーディーアーの精神は、どこか幼く、どこか壊れていた。

「こいつらは子供なのか?」

「油断するな。ただの愉快犯だ。」

「子供が間違っていたら、注意するのは大人の役目だ。」

「この悪魔を倒して、今度こそ戦いを終わらせるぞ。」

「おお!」

 ペリーヌたち上級天使たちは一致団結して悪魔と対峙する。

「アシーディーアー。どうして大人は、いつも子供が間違っているって決めつけるんだろうね?」

「そうだね。ピグリッティア。大人が間違っていたら、子供が大人を殺さないとね。大人だからって、上に存在されても迷惑なんだよ。消えてよね。」

 4人の上級天使と2人の悪魔の戦いが始まる。

「滅びろ! ゴロゴロ教徒め! くらえ! デーモン・スラッシュー!」

「同情するなら金をくれ! ゴールド・スラッシュー!」

「風と共に去れ! ウインド・スラッシュー!」

「燃え尽きてしまえ! ファイア・スラッシュー!」

 ペリーヌたちは勝負を決めようと一気に攻めたてる。

「ああ~先に言っておいたのに。僕たちは自分で努力するのが嫌いだって。」

「相手のことも知らないのに攻撃するってことは、僕たちを子供だと思ってなめている証拠だよね。」

 ピグリッティアとアシーディーアーのことを子供染みているとしか、ペリーヌたちは知らない。

「サクション&リフレクション!」

 九州と反射。これがピグリッティアとアシーディーアーの真の能力だった。ヒュプノスとタナトスに取り憑いていたのは、能力の一端にほかならない。

「なに!?」

 魔界、黄金、風、火が吸収されてしまう。

「発射! 倍返しだ!」

 そして吸収したものを威力を倍にして吐き出す。

「うわあああああー!?」

 吸収した技の威力が高ければ高いほど、反射する技の威力も大きくなる。

「う・・・・・・うう・・・・・・。」

 一撃でペリーヌたちを吹き飛ばし倒してしまう。

「さあ、これで僕たちが天界で神になるのになんの障害もなくなったね。」

「まあ、僕たちくらいしか神なんてできないよね。」

「行こう。天界へ。」

「あの大きなハリウッド・タワーを登って行くのか。疲れるね。」

「誰か運んでくれないかな?」

 怠惰の悪魔たちはハリウッド・タワーに進んで行くのだった。

 つづく。

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