ピグリッティア
「バカな!? ヒュプノスとタナトスは倒したはず!?」
そのヒュプノスとタナトスが顔に生気のないまま立っているのだ。
「どういうことだ!? おまえたちは生き返ったとでもいうのか!?」
「・・・・・・。」
しかし、ヒュプノスとタナトスは何も答えない。何か様子が変だ。
「ガオー!」
ヒュプノスとタナトスがペリーヌたちに襲い掛かってくる。
「これでは!? まるで生気のない人形だ!?」
その言葉にペリーヌが何か気がついた。
「そうか! 分かったぞ! ヒュプノスとタナトスは何者かに操られているんだ!」
そのペリーヌの回答に答えるかの様にヒュプノスとタナトスの亡骸の瞳から涙が流れてくる。
「な、泣いている!? ヒュプノスとタナトスが泣いている!?」
「では、本当にヒュプノスとタナトスは操られていたというのか!?」
「神2人を操ると者とはいったい!?」
ヒューたちもペリーヌの言葉を信じ始める。それと共に嫌な予感もしていた。普通に考えれば、神を操れる者は神以上の存在なのだから。
「クックック。」
その時、笑い声が聞こえてくる。
「どうやら、僕たちの存在が気づかれたみたいだね。」
「何者だ!?」
そこに二人の悪魔が現れる。
「僕は怠惰のピグリッティア。」
「同じく怠惰のアシーディーアー。」
「ふ、双子!?」
現れたのは真に新しい魔王7将軍の最後の一人、怠惰の双子の悪魔ピグリッティアとアシーディーアー だった。双子の二人の容姿は同じである。
「おまえたちは何をした!?」
「僕たちがヒュプノスとタナトスを操っていたんだよ。クスクス。」
「そうそう、自分たちで戦うって疲れるじゃない。ゴロゴロ楽して生きられれば、それでいいじゃん。ね、ね、ね。」
「なんだと!?」
ついに現れた黒幕の怠惰の双子。もちろん、この二人もヘスティアーやアロアと同じようにゴロゴロ教を進行していた。
「教えてもらおうか。どうして、おまえたち悪魔が神を操ることができたんだ?」
「いいよ。あれは昔、昔のことだった。僕たちはゴロゴロしていたら冥界の奥の奈落と呼ばれているタルタロスという所に迷い込んでしまったんだ。」
「迷子かよ!?」
「で、そこで封印されていたヒュプノスとタナトスを見つけたんだ。」
「後はお察しの通り、封印を解いて、そのままヒュプノスとタナトスに取り憑いたのさ。こいつらは神だから自分たちを偉いと傲慢だから、自分たちに悪魔が取り憑いているなんて想像もしていなかっただろうね。キャッハッハー!」
恐るべし、ピグリッティアとアシーディーアー。
つづく。




