表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハリウッド・クエスト 後編  作者: 渋谷かな
45/100

グラトニー

「まさか幽霊である俺以外は眠らされてしまうなんて。カトリーヌ様まで。」

 俺は眠りの神ヒュプノスを追いかけている。ハリウッドの出入り口でヒュプノスにセーラ姫たちは生きているという理由だけで眠らされてしまった。

(僕らが力を合わせれば、ヒュプノスも倒せるだろう。)

(そうね。あのヒュプノスに眠らされないのだから、アーサーは絶対優位よね。)

 エンビとラースは強気にヒュプノスに挑もうとしている。

(見えます。見えます。アーサーがヒュプノスを倒す姿が! おお! 私たちの勝利だ!)

(俺の霊気のスピリッツとシンクロしろ! そうすればヒュプノスなんか一撃だ! ワッハッハー!)

 ラストとグリードもマイペースだった。

「おえー!? 俺の中から声が聞こえてくる!?」

 相変わらず俺は幽霊酔いを起こしていた。

(おいー! みんなー!)

 そこに新しい幽霊が現れる。

(あ、グラトニーだ。)

 現れたのは、新しい魔王7将軍の一人、貧食のグラトニーだった。

(久しぶり、元気だった?)

(あなたも元気そうで何よりね。)

 グラトニーは久々の再会を喜ぶ。

(感動の再会をしている場合じゃないんだ!? ルシファーだ! ルシファーを見つけたんだ!)

(ルシファー!?)

 グラトニーは行方不明のルシファーの居場所を知っているという。

(ルシファーはハリウッド孤児院にいるんだ。)

(ハリウッド孤児院!? あんな何もない所に?)

(そうなんだ。シャドー・スキルで逃げてきたけど、無茶苦茶強い上級天使が1人いた。真に新しい魔王7将軍の一人のギューラを一撃で倒しちゃったんだ!?)

(ええー!? 一撃で!?)

 俺に集まってきた幽霊たちは新しい魔王7将軍で、真に新しい魔王7将軍に不意打ちされて皆殺しにあったことになっている。

(早くルシファーの元へ行って、天界に戻ってもらうように説得しようよ。)

(そうね。そうすれば全て元通りに戻るかも。)

(俺たちも生き返ったりしてな。ワッハッハー!)

 5人の幽霊たちは勝手に話をまとめる。

「ダメだ! ダメ! 俺はヒュプノスを倒して、セーラ姫たちを助けるんだ!」

 俺は幽霊の意に反して、ルシファーよりヒュプノスを優先する。

(そうだね。先にセーラ姫たちを助けなくっちゃ。)

(だって私たちセーラ姫たちとも友達だから。)

(仕方がねえ。エンビやラースが救うっていうなら、俺たちもつきあうぜ。仲間だからな。)

「みんな。ありがとう。」

 俺と幽霊たちは旅を続けていくうちに絆が芽生えていた。

「行こう! ヒュプノスを倒して、セーラ姫たちを助けるんだ!」

「おお!」

 俺はヒュプノスの跡を追う。

 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ