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ハリウッド・クエスト 後編  作者: 渋谷かな
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ヘーパイストス

「私の名前はヘーパイストス。ただの元神の鍛冶屋だよ。」

 現れたのは元神の鍛冶職人のヘーパイストスであった。

「次から次へと現れる。神とはよっぽど暇なのだな。」

「そう暇だから新しい武器なんかを作っているんだよ。今も新作ができたばかりだ。」

「退け、そうすれば死人が出ないで済む。」

 以外にもスーパービアは戦わないで先に進むことを選択する。

「いいだろう。先に進めばいい。私は戦わない。平和主義者なんでな。鍛冶場で新しい物を作ることが好きなんだ。それに私の助手も殺されていないしな。」

「本当にいいのか?」

 スーパービアは疑いの目でヘーパイストスを見る。

「ああ~別にいいぞ。私が通しても、まだ他に元神が5人もいるからな。」

「そういうことか。それを聞いて納得した。では先に行かしてもらう。いくぞ、ベヒモス、ジズ。」

「ガオー!」

 スーパービアたちはヘーパイストスの横を通り抜け、ハリウッドの奥へと進んで行った。

「本当に良かったんですか? あのような狼藉者を先に行かせてしまって。」

 隠れていた弟子のキュクロープスが姿を現す。

「別に構わない。あんな小物。どうせ意識が高いのを利用されて先鋒にされている捨て駒だろう。」

 ヘーパイストスはスーパービアを見た時に直感で、そう感じたのだ。

「ほら、噂をすれば一生懸命戦っている奴の後ろから悪い奴らが現れた。」

「これはデーモンドラゴンの大群!?」

 大量の魔界竜が現れた。その数は50、いや100はいそうだった。

「こんな真似ができるのはハリウッドの出入り口にいる悪魔だろう。」

 出入り口で待機している悪魔使いのアバーリッティアである。

「だが、これだけのデーモンドラゴンを悪魔一匹で呼び出せると思うか?」

「まさか!? この悪魔たちを従えている神がいるというのですか!?」

「そうだな。さっきのスーパービアなんかは何も知らなくて、自分の信念で天界の神になろうとしていた。だから彼は何も知らないんだろう。」

 真に新しい魔王7将軍を操る何者かがいる。

「操っているのが、魔王なのか、邪神なのか、何者かは分からないが、出入り口を守り、これだけのデーモンドラゴンを召喚できるんだ。真相を知っている奴らのボスだろうな。」

「ヘーパイストス様。こいつらを早急に倒して出入り口の悪魔を倒しにいかないと。」

「そうだな。天界の神の座っていうのは魅力的なんだろうな。まったくルシファーめ、どこに行ったのか?」

 天界の神の座を投げ出して行方不明になっているルシファーに嫌味を言うのだった。

 つづく。

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