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ハリウッド・クエスト 後編  作者: 渋谷かな
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ベヒモス・ジズ

「女神でない、貴様など怖くもなんともない! やれ! ベヒモス! ジズ!」

「ガオー!」

 化粧が落ち完全に女神化していなくなったアプロディーテに怪物が襲い掛かる。

「うわあああああー!?」

 女神でなくなったアプロディーテは簡単にベヒモスに吹き飛ばされる。

「クソッ!? 立てない!? 女神化で人間の体がボロボロなのか!?」

 アプロディーテの化粧で女神になるというのは、人間の体にはかなりの無理があったのだ。

「ジズ、捕まえろ。止めは俺が刺してやる。」

「ガオー!」

 巨大な鳥ジズは爪でアプロディーテをガッチリと捕まえて空中で吊るす。

「う、動けない・・・・・・。」

 エネルギーを使い果たしたアプロディーテは抵抗することができなかった。

「安心しろ。おまえたち神や人間が歪めたこの世界。俺が天界の神になって誰も苦しまず、誰も泣くことがない、平和な世の中を作ってみせる! 世界のために消え去るがいい! アプロディーテ!」

 スーパービアには、スーパービアの信念があった。

(なんだ? この男の言っていることは、気持ちは我々と同じなのに、なぜ、違う道を歩んでいるのだ?) 

 アプロディーテは少しだけ敵であるスーパービアの心に触れた。

「消滅魔法! オール・ディサピアド!」

 スーパービアは消滅魔法でアプロディーテの存在をこの世から消し去った。

「先へ進むぞ!」

「ガオー!」

 スーパービア、ベヒモス、ジズはハリウッド・タワーを目掛けて進んで行く。


「着いた! 人間界だ!」

 俺たちは、やっと魔界から人間界に戻ってきた。ロザリーが竜神様として祀られていた場所だ。

「おおー! 懐かしの人間界! ちっとも変ってないな。面白くない。」

 人間味の溢れる勇者カトリーヌは約100年ぶりに人間界に戻ってきて懐かしんでいた。

「なに!? この不穏な気配は!?」

 セーラ姫が人間界の不穏な変化を感じ取った。

(悪魔がハリウッドに攻め込んでいます。)

「分かるのか? ラスト。」

(はい。みなさんが冥界に行っている間に何があったのかお見せします。時空魔法! ビュー・ザー・パスト!)

 ラストは未来予知だけでなく、過去に起こった出来事も見せることができる。

「ああ!? アテーナー!?」

「あ、アルテミス・・・・・・。」

「アプロディーテ!?」

「クソッ! スーパービアめ! 許さないぞ!」

 壮絶な元女神たちと悪魔の戦いを見た俺たち。

「行こう! ハリウッドへ! あいつらを倒すんだ!」

「おお!」

 俺たちはハリウッドに駆けていく。

 つづく。

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