ラスト
(こっちよ。こっち。)
俺たちは魔王の城に行く途中、色欲のラストという新しい魔王7将軍の一人の幽霊に出会った。俺たちは城の正面をカトリーヌおばあ様に任せて、魔王城の地下から城の中に潜り込むことにした。
「なあ、ラスト。どうして幽霊になったの?」
(それは・・・・・・真に新しい魔王7将軍に色欲のラクサーリアという筋肉マッチョがいてね。私は一目見て気絶して死んじゃったの。)
「よっぽど気持ち悪かったんだな。」
(会えば分かるわよ。)
生理的に受け付けなかったラストは幽霊になってしまったのだ。
(僕はエンビです。宜しくお願いします。)
(私はラース。どうしてもというなら友達になってあげてもいいわよ。)
「み、見える!? 私にもお化けが見える!?」
俺はセーラ姫に幽霊がいると信じてくださいと伝えた。すると幽霊がいると信じたセーラ姫の目に幽霊のエンビとラース、ラストの姿が見えるようになった。
「あんたたちは見えてるの!?」
「はい。これでも元女神ですから。」
「私も上級天使なので幽霊の姿は見えています。」
「え!? 幽霊が見えてなかったのは私だけ!?」
ヘスティアーとスカーレットには幽霊が見えていた。意外な事実を突きつけられたセーラであった。
(もうすぐ出口です。)
俺たちはラストの案内で無事に魔王城の地下にたどり着いた。
「ヤッホー!」
「ゲッ!? おまえたち!?」
そこには捕まっている魔王サタンたち7名がいた。
「何やってるんだよ!?」
「二日酔いを醒ましてるんだ・・・・・・おえー。」
魔王サタンたちは二日酔いでグダグダだった。
「早く地上に脱出しよう!」
(ダメ! これから魔王城は跡形もなく消滅します!)
「なに!? なんでそんなことが分かるんだよ?」
(ラストは未来予知ができるんだ。)
(時空魔法、フューチャー・プリディクション。)
ラストの能力は未来予知。
(見えます。見えます。魔王城を一撃で滅ぼす勇者カトリーヌの姿が!)
「あの人ならやりかねない!?」
「カトリーヌおばあ様、カッコイイ。」
うっとりするセーラ姫。
「逃げるぞ! 城からできるだけ遠くに逃げるんだ!」
俺はセーラ姫の手をとって引っ張るように駆け足で抜け道から脱出しようとする。
「キュンキュン。」
生死の境にセーラ姫は手を引っ張って逃げる感じにときめいていた。
「ラスト! 未来が見えるなら何で死んだんだ!?」
「自分の死期は未来予知できないのよ!」
俺たちは無事に魔王城を脱出した。
つづく。




