インビディア
「おや? さっきの女の子。子供だから包囲網を通してあげたのに、戻ってきたかと思えば、増援を連れてきたんですか?」
真の新たな魔王7将軍の一人、嫉妬のインビディアが悪魔軍勢の指揮を執っていた。
「みなさん、あっちにも敵の悪魔がいますよ。やっておしまいなさい。」
「ヒーイ!」
魔王城を囲んでいる魔物の一部が俺たちに向かってくる。
「ギャア!?」
その魔物たちを一撃で一掃する。
「なめんなよ! 俺はファントムのハリウッド持ちのアーサーだ。」
「久々に故郷に帰ってきたら、見たことのない顔がいっぱいだな。私は嫉妬のレヴィアタンだぞ。」
「女の子と思って油断したのが間違いだ。私は、これでも色欲のアスモデウスだ。」
セーラ、ヘスティアー、アロアは非戦闘員である。
「ただの援軍という訳ではないのですね。私は真の新たな魔王7将軍の一人、嫉妬のインビディア。あなた方の方が城の中に閉じこもっている悪魔たちより遊びがいがありそうだ。」
インビディアは俺たちから先に倒すつもりである。
「おまえ一人で俺たち全員の相手をしようというのかい?」
「まさか。戦うのは私ではありませんよ。」
「なに?」
「悪魔召喚魔法! いでよ! 魔界竜!」
インビディアが巨大な魔界竜を呼び出した。
「ド、ドラゴンだと!?」
「大きい!? 大きすぎる!?」
その大きさに動揺する俺たち。
「ガオー!!!」
魔界竜は大きな雄叫びを上げて俺たちを威嚇してくる。
「そういえば、新しい魔王7将軍の嫉妬のエンビというのを倒したな。大したことなかったよ。本家の嫉妬のレヴィアタンも殺して、私が真の嫉妬の悪魔になろうじゃないかい! いけ! 魔界竜!」
「ガオー!!!」
魔界竜が大きな口を開け、闇の炎を吐き出して攻撃してくる。
「危ない逃げろ!?」
俺たちは必至に炎を避ける。
「おい! アーサー! 私は魔界竜をやる! おまえは術者をやれ! どちらかを倒せば我々の勝ちだ!」
「分かった!」
悪魔レヴィアタンのロザリーは反撃を開始する。
「水のハリウッドよ! 魔界竜を飲み込む大津波を起こせ! 水魔法! ダイダル・ウェイブ!」
ロザリーは大津波で魔界竜の動きを封じ込めようとする。
「ガオー!!!」
しかし、暴れる魔界竜は大津波を払いのけてしまう。
「化け物か!? こいつは!?」
全然ダメージを受けていなさそうな魔界竜を見て、ロザリーは恐怖する。
「インビディア! おまえの相手は、この俺だ!」
俺とインビディアの戦いが始まろうとしていた。
つづく。




