アスモデウス
「死なないで! ロザリー!」
スーパービアの攻撃を受けて、ロザリーの命が風前の灯火だった。
「アロア・・・・・・大好きだよ・・・・・・。」
「私も好きだよ! ロザリー!」
アロアはロザリーとの別れに大粒の涙を零している。
「・・・・・・。」
そしてロザリーは息を引き取った。
「ウエエエエ~ン! ロザリー!」
悲しみのアロアが大声で泣き叫ぶ。
「こんなのって!? こんなのって!?」
セーラ姫も見るに耐えれない光景であった。
「復活ー!」
その時、ロザリーが脱皮をしたかのように蘇った。
「え!? ロザリーが生き返った!?」」
アロアもセーラも全員が顔から目が出るほど驚いた。
「正確には、ルシファー様がいなくなって弱った上級天使をやめて、魔王サタンを力の源にする悪魔レヴィアタンに戻ったといった方が正解ね。さようなら竜神リヴァイアサン生活。竜神様と人々に祀られる生活も悪くはなかったわ。」
ロザリーは悪魔レヴィアタンになった。
「良かった! ロザリーだ! ロザリーだ!」
「アロア、私たちはいつも一緒だ。」
アロアは悪魔でもロザリーはロザリーなので喜んだ。
「それにしても悪魔の力が弱いな。強くなったり弱くなったり不安定なのはどうしてだろう?」
魔王サタンは健在だが、悪魔レヴィアタンの力は波があった。
「それはサタンが窮地に追いやられているからだ。」
その時、上から目線の声がした。
「おまえは!? ・・・・・・女の子!?」
現れたのはカワイイ女の子だった。
「失礼な! 私は色欲のアスモデウスである!」
色欲とはお色気担当である。
「ロリコンですか? 児童ポルノは禁止ですよ!」
「仕方がないだろう!? 前の戦いで私の先祖が死んで新しく生まれたんだから!?」
ということで、色欲のアスモデウスは4、5歳の女の子である。
「それに魔王サタンが魔物から攻められたりして、求心力が下がっている。その性で精神状態が不安定になり、悪魔の力が強くなったり弱くなったり不安定になっているのだ。」
レヴィアタンだけでなく、全ての魔物の力がアンバランスになっている。
「私はあなた方を迎えに来ただけだ。魔王サタンが会いたがっている。」
「そうね。冥界へ行くのに魔界は通らないといけないから、魔王に会いに行きましょう。」
こうして俺たちは魔王サタンの待つ魔王城に向かうことにした。
「こ、これが魔王城!? 魔物だらけじゃないか!?」
俺たちが魔王サタンの城に着いて見たものは、魔王城が魔物たちに取り囲まれている姿だった。
つづく。




