85話 お薬の話・・・その後
最近の話の続き
85話、お薬の話・・・の方、内服を精神科の先生に、家族、「泣きこんで」、受診前の処方に戻してもったそうです。
私達としては、先生、よくぞ戻したな~です。自分が処方した薬全部、否定されたということ・・・だったらば、何でここに来たんだ!って、言いたいと思うんですが・・・精神科の先生って、心が広いのでしょうか?
確かに、薬の量の多い方でした。ここの主治医は、特に看護師からお願いをしない限り、DO処方。専門外もありますし・・・まあ、老衰に伴う(動かない、飲み込めない)薬の中止はありますが・・・それも、こちら発信をしないと、行われません。
なので、家族が「精神科受診して薬を減らすんだ!」は、ちょっと嬉しかったのですが、結果、増やされていった(>_<)
一人で歩けて、トイレに行けて、一人で食べれていた方が、車椅子、オムツ、食事介助は、どう考えても、おかしい。笑顔も消えて・・・(>_<)
で、介護員さん達に日々のモニタリングをお願いして、それを持って受診してもらいました。少しは減らしてもらえたのですが、なんからちが明かず、業を煮やして、私、ご家族と話し合いをしました。
私達としては、「何で余計なことしやがったんだ!今迄、面会にもろくろく来ていないから、普段の様子なんもわかっちゃいないのに!あんたのせいで、お母さん、こんなになっちゃたんだぞ!バカ息子!」
なのですが・・・そこは、穏やかに(*^-^*)
「お気の毒です・・・」
と(笑)
私としては、正論を主観を入れずにお伝えしたつもりなのですが・・・
その、数日前に、皮膚科の受診のことで、看護主任に、ご家族、かなりの暴言を吐かれたそうで・・・
なので、「こういう風に話しました」と、医務室で報告したらば、拍手喝采(笑)、というか・・・
「お気の毒って、看護の世界で聞いたことない!」
と、みんな大笑い・・・エヘッ(笑)
「薬を変えたことで、身体機能に変化があったことは、確かだと思います。元々、依存性が強い方でした。動けない状況で、助けてもらえることに、満足されてしまった側面も否定できません。なので、薬が変更されて、身体機能が戻ったとしても、前の状況に戻れるかは、わかりません。それでも、このままでは、お気の毒です。ご家族が、良かれと受診されたことは、わかっています。でも、結果、ホントにお気の毒・・・」
薬を戻して、一週間、少しづつですが、変化が現れだしました。
まず、やって欲しい時に発するモスキート音(笑)、蚊細い音から、遠くまで聞こえるレベルに、アップ!
なんというか・・・意志が強くなったというか~その内、自分から動くように(*^-^*)
長い間歩いていなかったので、足元は危なっかしいのですが、歩くという意欲が出てきたのです。ゆっくりと、付き添われて歩いています!
夜間、ポータブルトイレを使った形跡もありました!ちょっと、失敗していたらしいですが・・・でもでも、ダメだった時には、ベッドの上で、寝返りもうてなかったのですから。
食事も、自分からスプーンを持って、食べています!
話しかけると、笑顔も(*^-^*)
これならば、白内障手術した甲斐があるかしら(*^-^*)
片眼、手術をしました。
本人、時々、「見えなくなってきた」とは言っていましたが、数年前、手術する予定になった途端、「嫌だ」ということで、キャンセル。それが、キーパーソン変わって、再度チャレンジ。本読んだり、テレビを見ることないし、一人で歩いているのですから、そんなに不便は感じていなかったと思うのですが・・・本人に聞くと「やりたくない」でも、ご家族から「見えないと困るよね」と言われると、頷く。で、やることに(>_<)
「出来るのか?」
心配していたところ、一泊で帰ってきたお顔を見て、あ~・・・
目の横に大きな打撲斑・・・痛々しい・・・目薬点眼、どっちだっけ?と、悩む必要は無用(笑)m(__)m
ほんとは、日を置いて両眼を手術する予定でしたが、
「次回は、全身麻酔で。高齢者はリスクが高いですよ」
と、言われてしまい、断念することに。
先日、面会時に、最近の御様子を伝えました。私達も、この変化に喜んでいたので。
そしたらば、
「これって、薬を変えたからですよね」
と、言われたので、
「薬の効果・副作用は、その人によって違いますから・・・長年飲んでいたことで、ちょうどよかったということかもしれません。けれど・・・これから、元に戻るという上向きの変化と、歳を重ねることによる下向きの変化がクロスする時が来ると思います。老衰は、病ではありません。その時の状態に対応するしかありません。早送りでしたけれど、衰えていくお母さんを考えていく機会になりましたね」
と、伝えました。きっと、もしもの時に、動揺するタイプ(笑)・・・少しずつ、伝えていかないと・・・
「ありがとうございました、泣きこんだ甲斐がありました」
あっという間に、彼の両手が、私を包んでいましたm(__)mありゃりゃ・・・
泣きこんだ・・・たぶん、彼の一生で一番の恥ずかしい、そして、勇気のいる行為だったんだろうと思います。
「触られちゃった」(抱きしめられたとは、言えず)と、医務室で言ったらば・・・
「モテ期、来たんだ!」
と・・・いらないんですが、今更(>_<)




