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剥けなかった、リンゴ

 今日は、お休みなので、最近の出来事を・・・



 その後、お一人の方が亡くなりました。


 そうだ、○○で行こう! の 高齢者向け紙芝居に登場した百歳越えの女性です。


 ご入所した時、すでに百歳越え!車椅子ですが、一人で食べられるし、耳は遠いですが、意思疎通問題無し。自分がしてもらいたいことは、ハッキリ(笑)言って、待たない(>_<)でも、それを、何とも品良くこなすので、一部の介護員さんからは「可愛い」と・・・


 入所されてしばらくたった時、「手が痛い」。左手がパンパンに腫れて熱を持ち・・・で、整形受診すると、偽痛風。

 「こんなになって、可哀そう、早く病院に連れていってあげればいいのに!」と、医務室は、その一部の介護員さんから、非難の嵐(>_<)・・・だって、受診時は付き添うと言っていた家族、連絡したらば、電話、切るんだもの(>_<)で、待てど、かかってこないし、再度かけると、無視・・・

 遠い方の家族にかけると、あっさり、「行けません」・・・


 湿布と、痛み止め内服で、何とかおさまり、ホッとしていたらば、今度は、夜間の胸の痛み・・・

 そうだ、○○で行こう! にも書きましたが、ほんと、夜間だけの訴え、しかも、少し車椅子に座って介護員さんといると、治ってしまう。なので、「かまってちゃん病」かと・・・

 ここに入所される前、小規模多機能ホームにいらしたようで、そこからの寄せ書きや、写真を床頭台に飾っていました。

「あと少しなのに・・・こんな年になって、お引越ししなくちゃいけないのかな~楽しそうに暮らしていらしたのに・・・」

と、思いました(>_<)

 寂しかったのは、確かだったと思います。


 でも、心房細動とか、病歴にあるので、受診してみるかと聞くと、

「そうね、そろそろ行ってみようかしら」・・・帰れなくなっても知らないぞ・・・でしたが・・・


 今回は、急を要するのではないからと、極々近所に住んでいらっしゃる(笑)ご家族に、お願いしました。

「心不全で、水が溜まっているから、入院してもらいたいけれど、今日は、ベッドが空いていないので、後日」と、言われました。と、相談員さんに伝え、処方箋を置いて、医務室に寄らずに、帰られた!

 よっぽど、お忙しいのか・・・で、再診の日取りを、わざわざ?自分の都合の悪い日に設定???は~でした。


 やっと、入院できることになり、ご家族に連絡すると、病院待ち合わせと。が、病室に上がって待っていても、来ない!

 どうしたものかと気をもんでいたらば、入院の手続きだけを受付で済ませて、サッサと帰ったことが判明(>_<)


 同じ病院に入院していた方の退院の日に、亀さん(・・m(__)m、とても似ている(笑)・・)に会ってきました。お元気そうで、こちらのことも分かった様子。

「今度来たときには、一緒に帰りましょうね」

と言うと、

「ええ、そうしてもらわないと」

亀さんの可愛らしさが、私にはわからない(>_<)


 帰ろうとした時、看護師さんに呼び止められて、

「ご家族に連絡が付かないし、面会にも来てもらっていない。どうなっているんですか?」

え~と、こちらも、右に同じ・・・

ちょっと、亀さんが、可哀想に思えました・・・



 お高い利尿剤を処方されて、退院。心配をよそに、全く変わらない生活(*^-^*)ちょっと、食事量が減ったかなと、栄養士さんが食べたい物を聞くと「梅干し」・・・心不全・・・超減塩、買いました(笑)


 栄養士さんから「お願いがあるの」と言われて・・・

「これ、明日私休みなので、○○さんに、剥いてあげて欲しいの。食べきれないと言われちゃったから・・・五ミリ厚さでスライス」

と、渡された、三分の一のリンゴ。

 亀さんが食べたいというので、相談員さんが買ってきたとか。


 翌日のおやつの時間、亀さんの所に行って、剥いていいかお伺いすると、

「今日は、みかんを食べたから、明日にして」

と、言われてしまいました。リンゴはラップに包まれて、医務室の冷蔵庫に戻され・・・



 その翌日、朝ご飯の時はいつも通りでしたが、お昼前にオムツ交換をしに行った介護員さんから

「よだれ出して、目がいっちゃているから、早く来て!」

と・・・

 痰を吸引して、サチュレーションは、96%、名前を呼ぶと、反応はあるけれど・・・唇が片側に垂れてしまい、よだれが止まらない。

 

 救急要請しました。


 頭を疑ったのですが、心不全の増悪ということでした。


 24時間待たずに、病院から亡くなったという連絡が入りました。


 ご家族に看取ってもらえたのかな~とっても、とっても、寂しがり屋さんだったけど・・・


 冷蔵庫のリンゴ、変色していなかったけれど、捨てさせてもらいました。



 あっちには、いっぱい、いっぱい、お友達が待っていらっしゃいますよね、きっと・・・

 


 

 

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