救急車、呼んじゃいました
私がこの施設に入職してから、救急車を呼んだのは・・・
ペースメーカー植え込みしている方が、ハカハカして、苦しがっていると、介護員さんから、オンコールあった時。「血圧取れない!」・・・「呼んで」で・・・それ、二回やった方、二回目、入院してしばらくして、亡くなりました。
お看取りをしている所に、面会来た事の無い長男現れ・・・第八話の方。
最近、脳梗塞再発したお二人。
お一人は、経鼻となり、療養型に移りました。あ、この方は、搬送先が探せたので、施設の車。
もう一人、挿管した方は、先日、退所となり、今、病院で移転先を探しています。大好きだったのに・・・命、助けたのだか、貶めたのか・・・毎朝、彼女を笑わせることが、私の喜びだったのに。私・・・思い出しては、泣けてきます。
誤嚥して、お顔が真っ白になり、目が逝っちゃった方・・・この方は、救急車の中で笑い出し(笑)、「苦しいんだよね!」と、たしなめ・・・受診はしましたが、すぐ帰ってきましたm(__)m
そして・・・
亡くなっているのに、救急要請してしまった方。
その方は、なんとか歩いていて、トイレにもなんとか行けていて、食事も、なんとか(笑)
かなり、インテリ?だったらしいのですが、認知症として、入所されていました。ご家族は、音信不通。後見人制度を利用中。お金はあるらしいのですが、使うこと、特になく、まあ、スティックコーヒーぐらい・・・。
とにかく、返しが上手い(*^-^*)なので、ぱっと見、とても認知症だとは、気が付きません。かなり切れやすいのですが、けっして手は出さない。そこが、素敵な所でした。
とても痩せていて、そのせいか、歩き方が危なっかしいし、トイレも失敗があるので、必ず歩き出すと付き添いをしていました。
「きゃあ~」という、悲鳴で事件?は、始まりました・・・
私達看護師は、医務室で昼食中、ただならぬ外の騒ぎで出て行くと・・・
そこには、介護員さん達に囲まれている彼がいました。
「誤嚥している!」
と、数人に、身体を引っ張られて、テーブルに下半身を乗せられて、背中を叩かれ・・・吐いている!
「静養室へ、運んで!」
と、伝え、吸引器を用意し、とにかく、吸引していると、
「心臓マッサージをしていてください!AED持ってきます」
と言われ、心マ開始・・・と同時に、救急要請・・・・・
今思えば、そこまでに脈、だれも、診ていなかった(>_<)
後から聞けば・・・
彼、とっくに食事終わって、介助でトイレに行って、帰ってきたところだったそうです。
隣の方がまだ食べていたところだったこと。彼が意識を失っていることに気付いた利用者さんが伝えたのが、他の階の介護員さんだったことなど、色々偶然が重なり・・・「誤嚥!」と決めつけられたことから、ごてごてになり、医務もその勢いに飲まれてしまいました。「ちょっと、落ち着いて!」と、言う人がいなかった・・・言えませんでした(>_<)
そして、救急車で、病院へ。看護師が一人付き添いました。で、いつまでたっても帰って来ない。心配していると・・・
「死亡診断書、書いてもらえない、どうしよう、事件?解剖されちゃう!」
と、連絡が入りました。
残っていた看護師で相談して、「とにかく怒られてもいいから、主治医に連絡してみよう」となり、電話しました。
たまたま、往診でその病院の近くにいるから、と、主治医、わざわざ病院に行って、話をしてくれたのですが、結局返してもらえず・・・・・ご遺体、搬送されなかったことには、なりませんでした。当然でしょうけれど・・・
付き添った看護師は、夕方解放されましたけれど、彼は返って来れず、翌日を迎え・・・
「今頃、解剖されているのかしら」
と、意識喪失前の状況を聞いて、後悔しきり(>_<)
なんで、冷静になれなかったのか、心臓に問題のある方だったのに、何故あの時、その線を考えなかったのか・・・心臓止まっていたんだろうに・・・脈、診なかった・・・何やっちゃったんだろう・・・
半ば、不審死扱いになり、警察の方が、拳銃所持して(>_<)、施設にやって来ました。ホールや、トイレ、居室を見て回り、入居者さん達、何事かと・・・
変死には、なりませんでしたが、色々と大変なことに・・・彼にも迷惑をかけたと、亡くなってはいますが、お詫びしたい気持ち(>_<)
後日、往診にいらした主治医に、お詫びをすると
「在宅では、多いんだよね~救急車呼んだらダメだよ!って、いくら言っていても、いざとなった時に、動転して、後先考えられずに呼んじゃうんだよな~
こっちは、ダメもとで病院へ行っただけだから、気にしなくていいよ・・・それにしても、大変だったね。これに懲りたらば、救急要請する前に、一呼吸、先に私に連絡して」
と、言われました。
時々、ボロクソにけなしている?先生・・・「男前、惚れ直した~」なんて言う、看護師がいたり(笑)
看護師でも、しかも、数人いても、このありさまでした。何度も急変を見ているのに・・・
家族が亡くなりそうになっている、初めての経験ならば、そりゃあ、頭真っ白になるのは、当然だと思います。冷静になんて、とてもなれませんよね・・・
どうしたらばいいのか?
近々、「そうだ○○で行こう」に、アイデア、書いてみたいと思っています。




