お薬の話・・・問題は・・・
25話(アリセプト錠&抑肝散)でも書きましたが、今日は、お薬の話を・・・
最近、心が痛む事件?が、ありました。
その方は、旦那さんが亡くなって、鬱状態になり、その後、精神のバランスを失い、ご家族とも上手くいかなくなり・・・介護拒否?から、包丁を振り回した・・・入所してきた時には、表情のやや乏しい、でも、穏やかな方でした。
ほぼ一日、ベッド上に居て、誰と関わるでもなく、
「(カーテンを)閉めて下さい」
と、プライベートカーテンを閉めっぱなし。
それでも、ご飯の時間になると、自分からホールに歩いてやって来て、自分の場所に座ります。食事は一人で食べられますし、入浴は声掛けで何とか・・・依存心が高いのか、更衣は、半介助。夜はポータブルトイレ使用で、特に問題無し。
そう、この方、特養対応?と、疑いたくなるほどに、生活面で、何の問題もない方でした。
それが、半年前、生活保護になりました。良くわからないのですが、たぶん、扶養していた子供さんが、退職とかで扶養できなくなったのか・・・そしたらば、やって来たのです、今まであまり見たことのない息子が(>_<)
で、
「これまで、関われなかったけれど、これからは私が母の面倒を見ます!」
って
みんな思いました。「お家に連れて帰るんじゃないんだ~十分家で暮らせる人なのに」って・・・
「面倒を見る」すなわち、「干渉をする」でした・・・
先ずは、病院廻り・・・
今飲んでいる薬で、何の問題もなく暮らしているのに、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、そして・・・精神科受診を、家族対応で決めてきました(>_<)
皮膚科
足が痒いと、言ったらしい・・・アレルゲンチェックまでしてきて、
「医師から、布団を天日干しするように言われました。やっといて下さい。足の爪、切るようにとも、言われました。こんななっているなんて、恥ずかしい。ちゃんとやってもらわないと、困ります、で、これ、水虫の薬」
と・・・・・施設入所中って、言わなかった?のか・・・でも、まあこれは、いい。出来ないことは、出来ないけど(笑)
耳鼻咽頭科
耳がよく聞こえないと、言ったらしい・・・ちゃんと聞こえているのですが(>_<)
で、どうなったかと言うと、点鼻薬が出ました。なんでなんで?鼻が詰まっているから、聞こえないとの診断だったらしい・・・でも、鼻かんでから点鼻なのですが、ティッシュペーパー渡しても、口で「ふん」って言うだけで、かめない(>_<)一か月に一回病院で吸入。何の効果も無いと思うのですが・・・連れて行きたいらしい(>_<)
眼科
施設では、往診で眼科の先生に来てもらっています。彼女は、緑内障と白内障の点眼薬が出ていました。よく、「見えなくなった」とこぼすので、数年前に紹介状を書いてもらい、白内障手術を受ける予定まで、いったのですが、直前になって、嫌だと言い出し、その時のキーパーソンが、中止としました。
一人で暗い廊下を歩いていますし、食事も問題なく、食べています。年相応の見えにくさ?と・・・テレビも本も見ないので、なに不自由無いと思うのですが・・・
で、外の眼科を受診。白内障の手術をすることとなりました。
「前回、直前に嫌だと言われましたが、○○さん、手術を納得されているのですか?」
と、息子さんに聞くと、
「嫌がっています。でも、見えないのは困るよね?って聞くと、頷くので、やるしかありません」
やるしかないんだ~悲しい・・・
来月、一泊入院で、片眼ずつ・・・でもこれ、歩けているのならば、やる価値あると思うのですが、そこ、微妙になってしまったのです。それが、精神科受診・・・
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが、本題。
精神科受診をするのは、息子さん曰く
「こんなにも母は、薬を飲んでいるんですね!調べてみましたが、高齢者にこんなにも薬を飲ませているなんて、信じられない!ここの医者は診ているんですか?任せてなんかいられない」
主治医は主に?内科医ですから、精神科の薬を入所時から変えることはしません。高齢になり、歩くことがなくなり、良く寝ていると伝えると、減らしてくれることはありますが・・・
なので、こちらとしても減らしてくれるなならば・・・と、期待していたのですが・・・
増えていました!処方箋・・・・・ハア~です(>_<)
ここで、どのような生活を送っているのかも知らない息子が、聞けば「はい」と言う母を連れて受診。そりゃあ、精神科クリニックの先生もお困りだったと思います。でもね~増やすか・・・・・
「眠れていますか、どうですか?」
「はい」
「眠れないのですね」
「はい」
「心配事とか?」
「はい」
「それは、困りますね」
「はい」・・・・・
みたいな会話が、想像されます(>_<)
とにかく、二週間に一回、受診するたびに、処方が変わります。あっちを増やして、こっちをちょっと減らして・・・取りあえず、受診に来たから、変えました。みたいにしか、思えませんでした。
それでも、一緒に外出していくこと、時々ですが、外で食事をしたり、服を買ってくれたり、良いこともあるし~と、思っていました。
そして・・・
三ヶ月ぐらいたって、眠れているのに、何故か眠剤が二倍になり・・・状況が一変してしまいました。
朝、自分で歩いて来れなくなったのです!
それどころか、夜間、ポータブルトイレを使えず、失禁。それにもかかわらず、ベッド上寝返りも打てない。何とか更衣させて、車椅子でホールにお連れするも、ご飯が食べれない。ボロボロこぼすだけで、口に入れようともしない・・・・・
声を掛ければ、ニコッとしていたのに、全くの無表情になり、言葉も出なくなりました。
いくらなんでも、このままにしているわけにはいかないと・・・(本当は、精神科受診と聞いた時、何にも知らない息子と、現状を伝えられない母との受診では、心配だから、今の様子を書いて持たせようかと思ったのですが……それでは、受診の必要性無しと言うこちらの意見が・・・)
で、歩けなくなっていることを息子に伝え、介護員さん達に、モニタリング報告を、お願いしました。
直接介護をしていない、夜の様子も知らない医務室は、余りの酷さに、びっくりしてしまいました(>_<)
その報告書を持って、受診したところ、クリニックの先生から医務室にお電話が、
「こういうの書いてもらうと、助かるんですよね~
つまづき易いようならば、抗精神薬、変えた方がいいのだけれど、取りあえず、二個前の処方に戻しますね」
と・・・つまづかないんですけど・・・歩けないので・・・
処方戻してから、少し動けるようになりました。ホントは、受診前のに、もどしてくれたらいいのにな~
本人を連れて受診すればいいってものでは無いと思うのです。ちゃんと訴えられないのですから・・・
それでも、処方出して、こちらが伝えなければ、そのままにされていた・・・なんとも悲しい・・・
入所中の方、主治医にお願いして、眠前薬を出してもらうことも、あります。
昼夜構わず、トイレットペーパーを集めに(笑)徘徊する方・・・シルバーカーによじ登って、棚の上のを、取ろうともしました(>_<)
とにかく、眠らない・・・夜間転倒のリスクは高いし、皆さんのポータブルトイレ横のトイレットペーパーが消える、トイレはもちろん・・・
日中、ぐったりしている様子もあり、眠前薬を出してもらいました。
初めは、歩けるのに眠前薬飲ましたらば、かえって危ないのではと、ドキドキでしたが、なんか丁度良かったみたいで(笑)、良く眠れるようになりました。そして・・・これ、そのせいかはわかりませんが、トイレットペーパー集め、止めたのです!表情も柔らかくなりました(*^-^*)
今も、御健在です・・・
夜間のオムツ交換、拒否が酷くて、大騒ぎという方も、ちょっとだけ・・・お互いいい感じで、お尻の発赤も良くなりました。日中はそれほど酷い拒否はないのですが、どうも夜になるとスイッチ入る方のようで(笑)介護員さんからも、好評です。
身体の不調、同じこと何度も言ってくる方、
「首が、こう、絞めつけられているような感じで、く~って、なって、もうどうにも苦しくて……」
タートルネック着ているからだろと、思ったのですが、何度も同じ訴え傾聴し・・・
で、抗不安薬処方してもらいました。本人曰く、家で飲んでいたと言うし、家族に聞いたらば、自分で病院からもらっていたという、「裏」が取れたので(笑)
それでも、色々訴えて来るので、主治医に又相談すると、
「これは、認知症からきているので、増やしても効果はないよ」
と、言われました。
最近の訴えは、
「目がね、こう、ぺったりくっついてくるような・・・目薬ないかしら?」
「食事前に、回って、目薬点眼していますよ、さっきも、しましたよ」
と言っても、数分で戻ってくる(>_<)
でも、何というか、挨拶みたいなものと思えば、さほど気にならないし、本人辛そうでもないので、きっと、薬、効いているのだと思います。
すでに沢山薬を飲んでいるのに、
「イライラします、お薬下さい」
と、言われる方には、ビオフェルミン・・・これがよく効くこと(*^-^*)
薬って、「信じる者は救われる」みたいなところ、あるのかしら?
飲まなくて済むのならば、飲まないことに越したことはない。でも、薬って、人を助けるために、研究して作られたものですよね(*^-^*)
せっかくいいものがあるのならば、適切に使うのは、いいことだと思います。
問題は、飲んでからのモニタリング。出せば出しっぱなしは、止めて欲しいな~薬が効いているのか?効きすぎていないか?
これやったらば、認知症薬、軒並み中止(笑)




