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胃瘻を知っていますか? 3

 ツイッターで、「胃瘻になっても、愛する人の為に、生きていくのは、あり」というような、意見がありました。


 何かの病で、口から食べることが出来なくなり、生きる手段として、本人が、胃瘻を選択する。又は、食べれないことは、不本意だけれど、今、家族のために、死ぬ訳にはいかないからと、本人が胃瘻を選択する。それは、ありかな~


 でも、家族が選択するのは、どうなんだろう……


 今まで、4・5・6・22・43・44・47話で、胃瘻の方々、そのご家族について書いてきました。


 そんな中、もう意思疎通が難しくなっている方でも、生きていることが、ご家族を支えている、そんな方もいらっしゃいました。本人の気持ちは、分かりませんが、少なくとも、毎日のように、面会に来てくれていました。だから、寝たきりで身体が痛んでも、吸引しながらの口腔ケアでも、定期的に浣腸して、摘便されても……それは、仕方がないことなのでしょうか?もし、その日々の苦行を、ご家族が知ってしまったらば、後悔なさるのかな~と、看護しながら、思っていました。そんな修羅場は、ご家族には見せませんし、たぶん、事前に説明もなかったと思います。


 認知症が進んできて、食べることを忘れてしまう。それを、生物として、「終わり」と、してはいけなのでしょうか?


 先日、病院の先生から退院に向けて、お話を頂いたときにも、胃瘻の説明がありました。あれ、きっと、言わないといけないことになっているんでしょうね。

「そんないいものがあるのならば、お願いして、もっと生きていたのに!」

みたいなことを、後で家族に言われない為に……

 今回の先生は、とてもいい感じに話してくださいましたが、中には未だに、

「胃瘻にしますか?それとも、餓死させますか?」

と、家族に迫る先生も……だいたい、家族は抵抗できません。


 胃瘻のいい所は、消化管を使うことです。血管から栄養や水分を入れていては、消化管を使えません。胃も、腸も動かない……腸で作られる免疫機能も、衰えます。

 でも、胃瘻から栄養を入れても、もともとあった病が治る訳ではありません。命は繋がりますが、元気になる?認知症が回復することは、難しい。

 胃に食べ物が入るのですから、吐きます。そして、それを、誤嚥します。だって、口から食べれないほどに、嚥下機能が低下しているのですから……


 まず、胃瘻にした後の、予後、日々の生活について、家族がしっかりと知ることだと思います。命を伸ばしたとしても、認知機能の低下、拘縮、誤嚥など、止められません。

 その上で、自分も同じ状況になったら、「胃瘻になっても、生きていきたい」と、思えるのならば、どうぞです。自分もして欲しいことを、愛する家族にするのです。たとえその時意思疎通が出来ない状況だとしても、きっと、望んでいたと、解釈するしかありません。

 そして、愛しているから生きていて欲しいと望んだのならば、毎日面会に来て、手足を擦り、話しかけてあげて下さい。それが、義務だと思います。後、介護者は、先に死なないでくださいね……


 とりとめのない文章になってしまいましたが、今までかかわってきた方の顔が、いっぱい浮かんできて……


 なんで、こんな悲しいことに、なってしまったのでしょう?選ぶ方も、選ばなかった方も、悲しい……

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