もう一工夫、必要だと思うのですが……
今、NHKスペシャルでやっている人体のネットワーク、どの回も素晴らしいのですが、私は、「骨」で、もの凄く感銘を受けました。
人間て、何と素晴らしい生き物なのだろうか?というか、生き物って、何としたたかなのだろうか?ということに対してです。
見終わって、
「ああ、だから、施設の皆さんは、こうなっているし、こうなっていくのだな~」
と、納得できました。
ご覧になっていない方の為、少しお伝えすると、(私の主観が入り込んでいると思いますので、ご了承ください)
「硬い骨の内側にある細胞から、身体に対して、メッセージ物質が出ている。それが出るタイミングは、骨が受ける振動。すなわち、歩いているかどうかです。そのメッセージは、脳に行けば、記憶力の増進を促し、腸に行けば、免疫力の増進を促す。そして、骨の再生をはかり、筋力の増進により、動ける身体を保つ。これ全て、若さを維持するためのメッセージなのです」
すなわち、骨に振動が伝わらない状態、寝たきりや、車椅子生活によって、
「新しいことなんか、もう、覚えなくていいんじゃない?病気になっても、もう、抵抗しなくていいし~今更、動かなくてもいいよね~」
に、なってしまうということです。もっと、極端な言い方をすれば、骨が自分の身体に対して、
「動かない者、無理して生きる必要なし!」
と、三行半を突き付けているのです。
実際、高齢者に関して言えば、大腿骨の骨折によって、歩けなくなってしまった方の、4~5人に一人は、一年以内に亡くなってしまうそうです。
これは、老化に対するシステムだけではなく、人間全体、子孫を残すことにも、実行されます。
ちゃんと動いて、働かない者は、子孫を残せないように、生殖能力を衰退させる……ほんと、上手く出来ています。
凄くないですか?身体が勝手に、生きることを諦めてしまうのです!
まあ、逆に考えれば、骨にきちんと振動を与える生活をして行けば、ボケなくて済むし、風邪も引きにくくなり、身体も丈夫になるということです。
今は、色々介護用品がでてきて、便利になっています。時間ごとにゆっくりと体位変換をしてくれるベッド、電動の車椅子、長く腰かけたままでも、痛くならないクッション等々。けれども、たとえ歩けるようになる見込みが無くても、リハビリ体操で身体を動かし、何より、骨に振動を与えることが大切!と、学びました。
が、そんな暇、入居者さんにはありますが、スタッフには、それに付き合う時間が、ありません。施設では、動きたくなければ、まったく動かない一日を過ごせます。その先に、認知症、老化現象が待っています。
そうそう、ごろごろしている方には、めまいを訴える方が多いです。回転を司る耳石のせいらしいのですが、めまいを経験すると、動くのが面倒なだけではなく、怖くなります。そこで、ますますごろごろ……骨折しなくとも、このごろごろ習慣でも、老化していくのかしら?
ほとんど動かず、いえ、動けずに生きている方も、大勢いらっしゃります。その生活を、自ら選んだのではなく、強要されて。心臓の動きも、骨からのメッセージで促されていれば、いいのにな~と、そしたら、
止まることが出来るのに……




