議論と融合と依頼
こんにちは。スマホが壊れて困っている、トラウマがいくつもあって困っているですです。
データ消えたらホントに泣きそうです。
私情は此処までにして置きます。
ではまた次回お会いいたしましょう。
「済まなかった、シン殿」
「気にすんな」
「みんなに話がある」
「どんな話かしら?」
「ここから先は進めないようだから、地上に出るつもりでいる。つまり、地上に出てからの話だ」
「出たらどうするという事ですか?」
「あぁ、この迷宮の外には幻想郷と呼ばれる森が広がっている」
「「!!!」」
「?」
分かってないのはルナだけみたいだな、ヘルとアスカは顔から血の気が引いて真っ青になっている。
「シン殿、それは2度と外に出る事が出来ないと云われている森ですか?」
「それって、私たち出る事が出来ないじゃないの!!」
まぁ、こんな森が有るなら焦るわな。
「そういう事ですか」
「どうしたんだルナ?」
「この迷宮に来る人間が滅多に居なかったので、という事です」
「ルナ、そこは納得している場合じゃ無いからね」
ヘルがルナに説教っぽく言っているが、
「3人とも、この森は幾つものボスがいて5つの扉があり間違いは無いが正確な扉を選ぶ事ができれば最短で行けば5体のボスを倒す事ができるんだが」
入ったものが出れないと言うのは最大距離が地球で言うロシアを東から西まで歩く事になるので出れる目前で倒れる事があると言うか、そこまで体力が持たなかったり餓死するのが早いだけである。
「シン殿、それを先に言って欲しかった」
「でも最短でしょ、どうやって出るの?」
ヘルの疑問も最もだが、そこは俺の叡智の書の出番だ。
「問題ない。俺のスキルで最短距離で行ける」
なんかやる事があった気がするが……気の所為か
そろそろ夜だな、飯の準備をしようか。
落ちていた丈夫そうな木の枝を4本拾い、火水融合魔術、熱湯で消毒をする。
時空魔術で取り出しヨルムンガンドの上肉を空中で風魔術、断切で一口大にして、1つだけ時空魔術でしまい、4本の枝に身体能力で空中にある内に均等になるように刺していく。そして火魔術、焼肉を使い4人に1本ずつ渡す。
「明日の早朝に此処を出るから、早く食って寝るぞ」
「「「!!!、はい」」」
3人は食べた後すぐに寝てしまった様でシンは食後のコーヒーとしてブラックを飲みながら今迄の事を思い耽ていた。
「あの日、缶コーヒーを買ったから今があるんだよなー」
シンはあまり友人と話す事が無く(ボッチではない)、家族とさえ話す事が減っていた。
中身の無くなった缶コーヒーをスキルに入れて寝る。
突如、寝たシンに光に埋め尽くされる。
「ん、此処は何処だ?夢か?」
1面真っ白な空間にポツンと立たされている。
『すみません、貴方が寝ている時に介入させて頂きました』
!!。気付かなかった、何で介入したんだ?つか、誰?
『申し遅れました、私は運命を司る三女神の一柱クロートでございます。貴方が起きている時は介入することは出来ませんので、用件を伝えに来ました。貴方がこの森を出たのちその街道を左手に曲がり徒歩で2時間後にとある国の重鎮が乗った馬車がいます。その者たちを悪の手から助けて下さい。』
その話を何故、俺に話す?
『あるお方にこの話をした所、貴方を薦められました』
それは依頼か?それとも強制か?
『……依頼です』
そうか、前払いで偽装系のスキルをくれ。
『問題ないです、目が覚めたら有るようにしておきます』
ありがとさん。
『そろそろ時間です、どうかお願い致します』
ああ、もちろんだ。ロト、またな。
『はい!』
意識が薄れて行く。
「んん。よし、起こすか」