素直になれない
別れてから何ヶ月が過ぎただろう。
"時間が解決してくれる" なんてよく言うけど、そんなのは嘘だ。
私はまだ、君のことが好きだった。
たまに目が合う。2人の間には、気まずい空気。いや、
もっと緊張したピリピリッとした空気。
別に私は君のことが嫌いなわけじゃない。
だけど、君は私のことが嫌いなようだった。
目が合えば、にらみつけるような目。話しかければ、冷たい態度。ひどいときには舌打ちだってされた。
それに反抗して、私の目も自然と鋭い目つきになり、気がつけば、君のことをにらみつけるようになっていた。
そんな目つきとは反対に、私はまだ、君のことが好きだった。
いい加減しつこいと自分でも思った。だけど、だけど、だけど。
"私にだけ"向けてくれたあの笑顔。もう一度でいいから私に見せて欲しかった。
君の特別な人じゃなくていい。
せめて、友達に戻りたかった。
せめて、素直になりたかった。
"今、君は"の続編でした。
まだまだ続編書くつもりです。
たぶん…w