掲示板(第15-17話)
【スレッド名】世界資源革命?ガチャの景品が国家予算レベルな件
1:名無しの冒険者
速報。ゼクスがまたやりやがった。
今度の景品、美容品とかそういう次元じゃないぞ。
アステリア、ヴァルガ帝国、セレスティア教皇国……全部の広場が地獄絵図だ。
12:名無しの商人
配信見たか? ゼクスの野郎、自らオークの腿肉を食いやがった。
毒素を抜けば至高の食材だと言い放ち、設置型の魔獣肉解毒装置まで出しやがって。
これがあれば、魔獣の死骸がそのまま黄金の山に変わるぞ。
25:名無しの新人
二等の魔導ろ過機もやべえ。
汚水も魔獣の返り血も、全部聖水並みの純度になる。
元が汚れているほど生成が遅くなるのが欠点らしいが、そんなの誤差だろ。
水不足で死にかけてた俺の故郷の村なら、これ一台で救世主扱いだ。
40:名無しの魔導師
だが、真の恐怖は特等だ。魔石再充填機。
人間の魔力を魔石に注ぎ込んで、空の魔石を再利用可能にする。
魔石の品質で上限は変わるらしいが、これまでの使い捨てという常識が粉砕された。
資源の有限性そのものをハックしてやがった。
55:名無しの冒険者
今、アステリアの広場にいるんだが、状況がカオスすぎる。
隣で銀貨投げてるのが、どっかの家の三男坊の騎士で、その隣が薄汚れたスラムのガキだ。
騎士様もなりふり構わず、必死にレバーを回してる。
特等さえあれば、我が家は公爵家すら超えられるってうわ言みたいに呟いてるぞ。
72:名無しの新人
帝国でも同じだ。
軍の上層部が、特等は国が管理する、当てた者は即刻、終身年金と爵位を約束するという布告を出した。
でも、その横で一般兵が、俺が引けば俺が皇帝だ、って顔で銀貨を握りしめてる。
身分も秩序も、あの銀の箱の前では完全に平等だ。
88:名無しの商人
おい、変なことに気づいたんだが。
アステリア王宮が、一等と特等の公式買い取り価格を提示しただろ?
金貨でこれくらい、ってやつ。
95:名無しの情報屋
ああ。実は今、帝国の特使と教皇国の商人たちと連絡を取ってるんだが……。
おかしいんだ。
提示された買い取り価格が、全国家で一ルクスの狂いもなく同じなんだよ。
110:名無しの冒険者
は? 嘘だろ。
あのプライドの高い帝国が、アステリアと同じ値段を出すわけがない。
普通は他国より一ルクスでも高く提示して、確実に現物を確保しようとするはずだ。
125:名無しの商人
それが、本当に同じなんだ。
商都フェルディナの商盟ですら、一ルクスも上乗せしてない。
一等はこの価格、特等はこの価格と、まるで事前に示し合わせたみたいに。
140:名無しの魔導師
……まさか、国同士で裏取引をしたのか?
誰が当てても、この価格以上では買わないという協定を結んだとしか思えん。
155:名無しの情報屋
おそらく、ゼクスの影を恐れたんだろうな。
もしどこか一国が強引な独占や価格競争を仕掛けて、この祭りをぶち壊したら……。
ゼクスは二度と、その国にガチャを置かないだろうからな。
一時的な利権を得るより、ゼクスの提供を失うマイナスのほうが大きいと判断したんだ。
170:名無しの新人
マジかよ。あのゼクス一人の機嫌を損ねないために、世界中の国が手を握ったのか。
結局、俺たちが特等を当てても、どこへ行っても同じ値段で買い叩かれるってことか?
182:名無しの冒険者
買い叩かれる? 違うな。
その一律の価格自体が、すでに一個人が一生遊んで暮らせるどころか、小国を買えるレベルの巨額なんだよ。
国同士が争ってガチャそのものが消滅するリスクを回避しつつ、誰が当ててもいいから、とにかくこの世界に現物を流通させろという、国を挙げた妥協点なんだろうな。
200:名無しの魔導師
見てろ。今、配信画面でゼクスが笑ってるぞ。
皆さん、随分と仲良しになられたようで。素晴らしい博愛精神ですね、だとよ。
絶対、こうなることまで分かってて景品を選びやがったな。
215:名無しの新人
国家がプライドを捨てて手を握るほどの、絶対的な価値。
それを銀貨一枚の運に丸投げするゼクス。
俺たちは今、歴史が塗り替えられる瞬間を銀貨握りしめて並んでるんだな。
230:名無しの冒険者
あ、アステリア広場が発光した!
誰かが……誰かが一等の魔獣肉解毒装置を引き当てたぞ!
当たったのは……おい、さっきのガキじゃないか!?
245:名無しの商人
騎士様が隣で泡吹いて倒れてるぞ。
ガキの周りを、王宮の役人が金貨の袋を持って囲み始めた。
国を富ませる機械が、たった今、スラムのガキの所有物になった。
歴史が変わるぞ、マジで!
260:名無しの情報屋
ゼクスの受像水晶、アップになったぞ。
さあ、おめでとう。君が今日の、世界の救世主だ。
あいつ、本当に楽しそうに、世界が壊れる音を聞いてやがる……。
280:名無しの冒険者
次は俺だ。俺も、俺も救世主になってやる!
銀貨、もう一枚追加だ!
【スレッド名】各国の買取協定、ガタガタで草。金貨より実利の時代きたな
1:名無しの冒険者
速報。各国が裏で握ってた一律の買取価格が、早くも機能不全に陥ってるぞ。当たった奴らが、ことごとく金貨を拒否して装置を自分で使い始めた。
15:名無しの商人
アステリアの広場でも話題になってる。王宮が金貨の山を積んで回収に走ってるが、当の本人が首を縦に振らない。換金所を作って管理しようとした大国たちの目論見が、個人の欲の前に崩れ去ってるな。
28:名無しの魔導師
アステリアの北にある貧乏な村、見たか?二等の魔導ろ過機を当てた村長が、特使に向かって「金はいらん、水が欲しい」って追い返したらしい。あの村、明日には王宮の浄化水を買わずに、自分たちで水を売り始めるぞ。
42:名無しの新人
ヴァルガ帝国も熱いぞ。一等の魔獣肉解毒装置を引いた冒険者が、軍の回収班を無視してギルドと手を組んだ。「軍の肉は高いから、俺たちが安く売ってやる」だと。帝国軍が兵站を握って威張ってた時代が、解毒装置一台で終わろうとしてる。
55:セレスティアの巡礼者
聖都でも驚くべきことが起きました。二等の魔導ろ過機を手にした老婆が、聖堂への寄進を断ったのです。「教会の奇跡は高いけれど、この箱から出た奇跡は皆のもの」と。司教様たちが、協定の金貨を握りしめたまま広場で固まっていましたよ。
70:名無しの情報屋
これ、フェルディナ商盟が一番顔を真っ青にしてるんじゃないか?彼らが買取価格を一律にして出口を整えたのは、最終的に景品を安く独占するためだ。なのに、誰もその出口を通らずに、勝手に入り口を作り始めた。物流の独占権が、あちこちで細切れにされてる。
88:名無しの商人
全くだな。商盟が仲介しなきゃ手に入らなかった清浄な水や安全な食料が、装置を持ってる個人から直接買えるようになるんだからな。ゼクスの野郎、わざと設置型の景品にして、その場所に新しい権益を作らせやがった。
105:名無しの魔導師
配信でゼクスが親切な換金所って嘲笑ってた意味がようやく分かった。国や商盟がどれだけルールを作っても、人間は今、この手にある便利さを手放さない。金貨で縛れるほど、人間の欲は単純じゃなかったってことだ。
120:名無しの冒険者
アステリア王宮の役人が、買取価格を吊り上げようとしたら公爵に止められたらしい。「一律の協定を破れば、他国との戦争になるぞ」ってな。協定を守れば装置が手に入らず、破れば国際問題。ゼクスが仕掛けた確率が、国家の秩序を内側から腐らせてやがる。
135:名無しの新人
でも、これこそが俺たちの望んでた逆転だよな。金持ちや貴族が独占してたインフラが、運の良い一般人の手に渡った。今日からは、あの老婆や村長がその地域の王だ。
150:名無しの情報屋
まだ特等が出てないのが一番の恐怖だな。一等や二等でこれだけの騒ぎだ。もし特等の魔導再充填機が、どこか特定の国じゃなく扱いきれない個人の手に渡ったら。その瞬間に、本当の意味で世界が壊れる音がするぞ。
165:名無しの商人
商盟の幹部たちが、今まさに緊急会議を開いてる。当たった奴を力ずくで排除するか、それとも協定を破るかの二択らしい。どっちを選んでも、ゼクスの掌の上ってのが最高に皮肉だな。
180:名無しの冒険者
さあ、次の一投で誰が理を掴み取るか。俺も銀貨握りしめて並んでくるわ。王様のご機嫌伺いをする人生は、今日で終わりにしたいからな!
【スレッド名】特等排出で協定崩壊!交渉権時代の幕開けを祝うスレ
1:名無しの冒険者
ついに特等が出たぞ。場所は今回から参戦したダンジョン都市国家だ。あそこのしがない魔石磨きが、世界を変える台座を掴み取った。
15:名無しの商人
配信組だけど、あの瞬間の空気は最高だったな。各国の駐在武官たちが、事前に用意してた一律価格の買取協定書をドヤ顔で突きつけてたのに、都市国家の守備隊が物理的に盾で押し出してた。ここは我が国の領土だって一蹴されて、大国様たちが広場の隅で固まってたぞ。
32:名無しの魔導師
結局、ダンジョン都市国家があの装置をそのまま国賓扱いで運用することに決めたからな。あそこは迷宮から空の魔石がいくらでも出る。それをその場で再利用できるなら、他国が提示した金貨の枚数なんて、国家の存亡に比べれば端金に過ぎなかったわけだ。
48:名無しの新人
あの特等の魔石再充填機があれば、ダンジョン都市国家は資源の輸出元から、エネルギーを自給自足する最強の拠点に化ける。ゼクスが投下した装置一つで、国家の序列が文字通り一夜にして書き換わっちまったな。
62:名無しの情報屋
これを受けてゼクスが新しいルールを突きつけたぞ。景品が出た国が第一交渉権を持ち、それが決裂した場合のみ他国が接触できる。これ、実質的に昨日まで大国たちが結んでた一律買取の談合が死んだってことだろ。
75:セレスティアの巡礼者
聖都でも激震が走っています。今までのように、どこで売っても同じ値段、という安心感は消えました。国が当選者を繋ぎ止めるために、今まで以上の好条件や特権を提示せざるを得ない状況になったのです。一律という管理から、奪い合いという競争への回帰です。
88:名無しの商人
商盟の幹部たちが泡吹いて倒れてる理由がこれか。今までは国同士で手を握って、俺たちが当てた景品を安く管理しようとしてた。でも特等が中立地帯に出て、そいつを都市国家が独占してしまった。そうなると、もう他国との信頼関係もバラバラだ。今後は自分の国で出てくれと祈りつつ、出たら他国に奪われないように必死で札束を積むしかない。
102:名無しの冒険者
ゼクスはこうなることを見越して、最初にあえて国家間の一律価格を受け入れたんだろうな。管理できると思わせておいて、一番管理の及ばない場所に特等を落として、協定を自壊させる。相変わらず性格が悪いが、おかげで俺たちの人生の価値が跳ね上がった。
115:名無しの魔導師
第一交渉権を盾に、今度は個人が国と渡り合えるようになる。国がケチれば、交渉を決裂させて他国へ行くぞと脅せる。一律の買取価格という上限が消えた以上、俺たちが当たりを引いた時の見返りは、これまでとは比較にならん。
130:名無しの商人
各国の王宮はこれから、当選者を引き止めるための予算確保に奔走するだろうな。他国に特等や一等を持っていかれるくらいなら、協定を破ってでも高値を付ける。それが分かっているから、もう誰も一律なんて守らない。
145:名無しの新人
俺たちみたいな名もなき人間が、銀貨一枚で国を脅せる力を手にできる。そんな理不尽をゼクスが公式に認めさせたんだ。広場の箱が、より一層輝いて見えるぜ。
160:名無しの冒険者
国が必死になればなるほど、俺たちが一発逆転した時の実入りが増える。俺たちには都合が良いな。
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