掲示板回(第14話)
【世界連動】各国の帝都・聖都・商都にゼクスの箱が出現【特等は早い者勝ち】
1:名無しの冒険者
終わった。俺たちの独占は終わった。今、王宮からの告知と同時に、各国の主要都市にゼクスの刻印が刻まれた魔導建造物が出現したらしい。
15:ヴァルガ帝国の重装歩兵
アステリアの掲示板はここか。魔導翻訳のおかげで過去の記録を読ませてもらったが、なるほどな。最初はたかがパン屋の看板娘の髪が光った程度で騒いでいたのか。平和な国だと思っていたが、読み進めるうちに背筋が凍った。
30:セレスティアの巡礼者
過去ログの一等の若返り薬の記述、あれは本当なのですか。聖都では今、あの奇跡を求めて大聖堂の前に銀貨を握りしめた信徒たちが数万人は並んでいます。アステリアの住人が牛の糞を引いて絶叫している記録を見て、我々も覚悟を決めました。
45:フェルディナの若手商人
商都でもパニックが起きてる。レシピを公開しても作り手によって品質が変わるという記録、あれは商売人として衝撃だった。おかげでこっちの豪商たちは、公式品を買い叩くのをやめて、市場に残ったゼクス製のオリジナルを血眼で探し始めている。
60:名無しの商人
おいおい、他国の連中が過去ログを読み耽ってる間に、広場の列がとんでもないことになってるぞ。共通在庫っていうルールが判明してから、一秒でも早く回さないと特等を隣国に奪われるっていう恐怖が蔓延してる。
85:名無しの新人
ヴァルガ帝国の皇帝が、特等を引いた奴には爵位を授けるって宣言したらしいな。こっちの平民は一攫千金だが、あっちの連中は人生そのものがひっくり返る賭けに出てる。
110:名無しの情報屋
今回のルール、エグすぎるだろ。アステリアで誰かが特等を引けば、その瞬間に帝国の皇帝も教皇国の枢機卿もチャンスを失う。ゼクスは、国家間の競争を単なるスピード勝負の博打に還元しやがった。
125:先を見るギャンブラー
ククク。実に素晴らしい。世界がようやく俺の視界に追いついてきたな。
132:名無しの新人
出たな、在庫抱えのギャンブラー。他国の資本が入ってきた今、お前の持っているオリジナル洗浄液はどうなってるんだ。
140:先を見るギャンブラー
価格の再定義が起きたよ。帝国の代理人が、俺の持つオリジナル一瓶に対して金貨5枚を提示してきた。彼らにとって、これはただの洗浄液ではない。自国の威信を守るための聖遺物なのだからな。
155:フェルディナの若手商人
金貨5枚か。妥当だな。我々の商都でも、ゼクス製の初期ロットにはそれ以上の価値がつくと踏んでいる。アステリアの住人たちが過去ログで「ハズレ扱い」していた三等の洗浄液が、今や世界を動かす通貨になりつつある。
170:名無しの魔導師
過去ログを読めば読むほど、ゼクスという男の底知れなさが分かる。最初は一国の市場を壊し、次に貴族の序列を壊し、今度は国家間の均衡を銀貨1枚でかき回している。
185:ヴァルガ帝国の重装歩兵
帝都の設置場所では、すでにハズレの牛の糞が山積みになっている。だが、誰も帰ろうとしない。過去ログにある「理不尽な熱量」という言葉の意味を、今まさに肌で感じている。次は俺の番だ。皇帝陛下に捧げるための奇跡、俺の手で引き当ててやる。
200:名無しの情報屋
世界共通在庫、残り一つの特等レシピ。
ヴァルガ、セレスティア、フェルディナ、そしてアステリア。
運命の神様がどの国の味方をするのか、あるいはゼクスが誰を嘲笑うのか。
220:先を見るギャンブラー
ククク。さあ、回せ。国を挙げて、命を懸けて回すがいい。その銀貨が箱に吸い込まれるたび、古い世界の理が崩れ、俺の在庫の価値が永遠へと近づいていく。
250:名無しの新人
アステリアの広場も、今夜は一睡もできそうにねえ。世界中の連中と同じ箱を共有してると思うと、変な連帯感と殺気が湧いてくるぜ。
【妄想】次に来るゼクスのガチャ、予想(希望)しようぜ【次は食い物?武器?】
1:名無しの冒険者
世界中で「特等レシピ」の椅子取りゲームが始まって、王都の空気もいよいよピリついてきたな。
だが、ゼクスのことだ。この「美容バブル」が落ち着く前に、またとんでもない爆弾(新ガチャ)を投下してくる気がする。
お前ら、次は何が来ると思う? あるいは、何が来てほしい?
15:名無しの新人
俺はやっぱり「装備品」かな!
一等の若返り薬であれだけ身体能力が戻るなら、ゼクスが作る剣とか鎧なんて、伝説の勇者セット超えるだろ。
「一等:一振りで山を割る聖剣」とか出たら、冒険者引退してガチャ屋の前に住み着くわ。
30:ヴァルガ帝国の重装歩兵
装備品か……。帝国の軍部が聞いたら、国家予算の半分を銀貨に替えて突撃させられそうで怖いが、確かに魅力的だ。
だが、ゼクスは「既存の価値を壊す」のが好きだろう?
なら、武器そのものじゃなくて「一等:誰でも一瞬で剣聖になれる経験値」とかどうだ?
45:名無しの魔導師
>30
「才能のガチャ」か……。それはエグいな。
努力も血筋も無視して、銀貨1枚で宮廷魔導師クラスの魔力が手に入る。
そうなれば、魔導士ギルドも騎士団も、存在意義が根底から崩壊するぞ。ゼクスならやりかねない。
60:フェルディナの若手商人
私は「食」に一票ですね。
この前の「特等レシピ」で美容界は死にかけましたが、次は胃袋です。
「三等:一度食べれば一週間空腹を感じないパン」
「二等:病気が全て治るスープ」
「一等:伝説の魔獣の肉(調理済み)」
……流通と農業が全滅しますよ。商売人としては悪夢ですが、客としては最高だ。
85:セレスティアの巡礼者
教皇国の高官たちは「奇跡」を求めていますが、私はもっと素朴なものがいい。
「ハズレ:聖都までの瞬間移動チケット(片道)」とか。
巡礼の旅が銀貨1枚で終わるのは寂しい気もしますが、便利ですよね。
110:名無しの冒険者
お前ら、夢見すぎだろ。
ゼクスのガチャだぞ? 「当たり」の裏には、必ず「とんでもないハズレ」があるはずだ。
美容ガチャの「牛の糞」はまだマシだった。
武器ガチャのハズレなら「抜いた瞬間に爆発する剣」とか、食い物ガチャなら「食べたら一生、味覚が消えるキノコ」とかだろ。
125:先を見るギャンブラー
ククク。相変わらず、想像力の欠如した連中だ。
「物」や「能力」が出る段階は、まだゼクスの余興の序の口に過ぎん。
132:名無しの新人
出たな、在庫抱えのギャンブラー!
お前、次はどんな地獄が来るって言うんだよ。
145:先を見るギャンブラー
ゼクスが次に壊すのは「身分」そのものだろうな。
「一等:アステリア王国の王位継承権」
「二等:帝国の貴族位」
「三等:教皇国の免罪符」
……どうだ? これが同じ箱に入ってみろ。
世界中の権力者が、銀貨を握りしめて、自分の地位を守るためにガチャを回し続ける。
「誰でも王になれる可能性」が銀貨1枚で売られる世界。それこそが、あの男が求める最高の混沌だ。
160:名無しの情報屋
>145
ヒエッ……。洒落にならねえ。
でも、各国の土地を譲渡させてガチャ屋を建てさせたってことは、もう「統治」の領域に足を踏み入れてるんだよな。
「当たり:この街の新しい領主になれる権利」とか、マジでありそうで怖い。
180:名無しの商人
やめてくれ、胃が痛くなってきた。
でも、俺たちは結局回すんだろうな。
もし「当たり:借金が全て帳消しになる契約書」が入ってたら、俺は全財産を銀貨に替える自信がある。
200:名無しの魔導師
結局、俺たちが一番欲しがっているものを、ゼクスは一番残酷な形で提供してくるんだ。
「次はこれだ」と予想した瞬間に、その予想すら超えてくるのがあの魔導具師だ。
……ところで、さっき広場に「新商品:近日公開」の看板が立ったらしいぞ。
215:名無しの冒険者
マジか! どんな看板だ?
230:名無しの情報屋
「あなたの運命、書き換えてみませんか?」
……それだけ書いてあった。
「物」じゃないな。これは、もっとヤバい「概念」が来るぞ。
250:先を見るギャンブラー
ククク。さあ、次は誰の人生がゴミ箱に捨てられ、誰の人生が光り輝くのか。
銀貨を用意して待っていようじゃないか。
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