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僕らの永遠の花  作者: ザラメ/zarame
3/4

夜の白薔薇

夜のこと。眠れないヒナタは、外の庭に風を浴びに行く…そして、クロセンパイに助けられ…

(…全然眠れない。サプライズしてもらって、嬉しかったから…興奮して寝れない…寮の外の庭…じっくり見たいし…風を浴びたいから外に行こうかな?じゃあ、そっと…)

ヒタ…

(ちょっと床が冷たいな…ま、問題ないか。白いカーディガンを…っと。)

パサッ。

(さ、庭に行こっ。)

カチャ…キィィィ。パタン。

コツコツ…

(あ、あった。この扉を…)

ギィィィ…

(結構音鳴るな…)

バタン!

「わっ!」

(こ、声出ちゃった…響いては…ない。よし。声を小さくして…見に行こ…)

サフサフ…

「わぁ…キレー…」

(薔薇、草、芝生、茨…昼に見るのも素敵なんだけど、月明かりで光ってとっても綺麗…)

「もっと…まわってみようかな?」

サフサフ…

(わぁ…薔薇が光ってる…白くて綺麗…)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「いいのか?あの後輩…庭をゆっくりまわってるけど。」

「大丈夫だよ。ヒナタの魔力…まだ本当の力を出してないだけで、出したら誰かを傷つける…そんな感情がヒナタの力を潰してるんだろうね。彼女は…強いだろうね、それだけ保証するよ。けど…クロ。外に行ってヒナタに近づいて。女の子1人にさせていたらどうなるか…僕はここから見てるから、何かあったら電話するよ。」

「わかった。じゃ、行ってくる。」

カチャ…パタン。

「ヒナタ・ミナト。この学校に入ってきた、唯一の女の子の入学生。魔力を見れる僕から見ると…彼女は物凄い魔力と魔術能力があるんだと僕は思うけどねぇ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「…おい!シャドウ!ヒナタが庭に行ったぞ!起きろ!」

「ああ、行くぞ。エル。」

パタパタ…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(綺麗だなぁ…)

「あっれぇー?今日の入学生ちゃんじゃん。」

「…なんですか?またちょっかいをかけに?」

「そんなことないよォ。今回は全然邪魔がいないし…一緒に来てよ?」

パシッ!

「…離してくださいよ?セーンパイ?」

「女のくせに…何言ってるんだろうなぁ!?」

ビュン!

「…」

「危なっ…ヒナっ…」

フッ!

「ど、どこいったあの女!」

「ここですよ?あんな拳、弱いですね?あの時は本気を出してなかったんですが…ちょっとだけやってしまいましょうかね?」

「…!」

タンッ!

ライトフラム!」

パァァ!ピンッ!

「ま、前がぁ!」

「み、見えない…」

「そのうち治りますので。それでは。」

ザッザッ。

「待てやぁ!」

グィ!

「え?あっ!」

ドサッ!

「痛っつ…」

「よくもやってくれたなぁ?このやろ…」

想像イマジネーション!」

「く、クロセンパイ…」

「お前らは…ああ、2階の生徒か。リオンに報告しとくか。」

「そっ、それは…」

「じゃあ、散ることだな。女の子を襲うなんて、この学校じゃしたらダメなんだ。身の程をわきまえろ。」

「う、うわぁぁ!す、すみませんんん!」

「く、クロセンパイ…す、すみま…」

ガシッ。

「大丈夫か!?怪我、ないか?ダメじゃないか。夜に女の子1人で外に出るなんて…」

「ほんと、すみません…」

「怪我がないなら良かった。もう帰るか?俺がいるから、もう少し庭をまわる?」

「少し…まわりたいです。いい、ですか?」

「後輩のお願いだ、応えてやるさ。」

「ありがとうございます…」

ザクザク。

(ほんと、コイツは夜の中はうっすら白く光ってるな…元々肌が白いのもあるんだろうけど…ルドは

…なんて言ってたか。)

《あの子は『夜の白薔薇』みたいだな。》

(『夜の白薔薇』。あいつらしい名づけ方だが…本当にそんな感じだな。)

「クロセンパイ!ここの花綺麗ですよ!見てくださいよ。」

(まだ、後輩だな。)

「どれだー?」

「この月明かりで光る花ですー…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピピピピッ!ピピピピッ!

「んー?ううん。あ、朝か。エルー、シャドウー起きてー。」

「うおっ!え?もう朝?あー。登校初日に遅れるのは困るわ。シャドウー起きろー!」

「んー、眠い…起きたくない…」

「お前…寝るとキャラが変わるんだな。」

「んー…」

「シャドウーやっちゃうよー。」

「ねーむーいー…むにゃ…」

「うん!やっちゃお!」

「何すんの?ヒナタ。」

「んー?シャドウを起こすんだよ?」

「そ、そうか。その体制は…」

「コチョコチョするんだよーこれがシャドウを起こす唯一の方法なんだよ。エルもやる?」

「おう!」

『いっせーの!』

コチョコチョ!

「うう…こちょばい!や、やめろって!ヒナタ!おい!エル!やめろ!」

「コイツってこんな弱点があるんだな。」

「ふふ。そうなんだよー…」

「…やめろって!」

ブンッ!

「おっと。」

「え?なんで避けてんの?ヒナタ…?!」

ゴツッ!

「痛ってぇぇぇ!」

「あっ!エル、ごめん!私が避けたから…」

「いんや、大丈夫。」

「起きた起きた。さっさと制服に着替えろよ、2人とも。」

「わかってるー…」

はい、ザラメです✩.*˚第3話!サクッと書けました(●︎´▽︎`●︎)さぁ、物語の展開は少しずつ刻んでいきます…ヒナタの魔術とは?楽しい青春ライフを書いていこうと思いますヽ(*´∀`)ノ

良ければ感想も書いていただけると作者の私はフル稼働で執筆します(*´∀`*)

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