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最終話 第六話


確かに、美玲からの好意には気が付いていた。しかし、その話と、美玲の自殺はなんの関係があるのか?そう思っていると、大貴がまた話し出した。


「美玲ちゃん以外にも、お前に好意を持っていた奴は何人かいたからな。」


…………は?そんなはずはないだろう。小学校、中学校、高校と全く持てなかった俺が?好意を向けられる事があったなんて……。


いや、今はそんなことよりも、


「お前は何が言いたいんだ?」


目の前にいる男、須川大貴に尋ねる。

すると、大貴は問い返してきた。


「お前こそ、どうするつもりなんだ?いじめをしていた生徒を探すつもりか?」


問いに対する答えを俺は即座に答える。


「ああ。当たり前だ。」


「美玲ちゃんは探さないでくれって言ってたのにか?」


呆れたような顔をして、大貴は答える。そして、「じゃあな」と言って、屋上を出て行った。


______________________________


「はい。すみません。ありがとうございます。では、失礼します。」


体がだるい。学校には連絡したが、いつまでも休んではいられない。


屋上から出て言った後、家に帰ってすぐ疲労感と頭痛が襲ってき

た。


それからの記憶はあまりない。


しかし、丸二日間安静にしているというのに、一向に治る気配がない。


思っていたよりも、ショックが大きかったようだ。


そんなことを考えていると、強烈な睡魔が襲ってきた。

俺は、強烈な睡魔にあっさりと負けてしまい、深い眠りについた。


──────────────────────────────


「……け!……大介?ちょっと聞いてる?大介ってば!」


ああ。これは夢……?

いや、夢でも良い。夢でもいいからちゃんと美玲に謝りたい。


「あの……美玲……ごめん。気付けなくて……。あと……ちゃんと」


「探すから」と言おうとしたときに、ふと大貴の言葉が出てくる。


『美玲ちゃんは探さないでくれって言ったのにか?』


確かに美玲の手紙にはそう書いてあった。



犯人探しをするというのは、俺の願望なのか。それとも、美玲のことを思っての事なのだろうか。



 








………………………いや、おそらく、俺の願望だろう。

美玲が犯人探しをして欲しくない理由はだいたい、クラスメートが好きだからだろう。


考えがまとまった所で、目が覚めた。





──────────────────────────────


「ふぅ。今日からはやっと学校に行けるな。」


昨日の夢は考えがまとまった所で、目が覚めたので、あまり眠れないかと思ったが、夜は意外とぐっすり眠る事ができた。


「必要なものは全部入れたな。」


最後に、鞄の中に必要なものが入っているかの確認をして、家を出る。


向かう先は三日間行っていなかった学校。

そして、美玲が大好きなクラスメートがいる場所だ。 


「この機会に、もっと仲を深めてみるのも良いかもな」


俺はどうでも良い事をつぶやきながら、歩いて学校まで向かう。


美玲の大好きなクラスメートに会うために。

これでこの作品は完結です!

見てくれた方々、ありがとうございました!!

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