第77話:お預け
久し振りのアイシャ視点です^^ ちょっと話が短いですm(_ _)m
リアース歴3236年 9の月26日。
日付が変わろうとする深夜。
私達夫婦は何時もの仲間の飲み会を終えて、私達の部屋に帰って来た。
最近の旦那様は気の合う友達が出来て、毎日がとても楽しそうです。
今もほろ酔い気分で機嫌がとても良さそう。
しかし、最近の私は逆にとてもご機嫌斜めです。
何故かって?
私の変な噂がエターナの町中に流れたからです!
『エターナの聖女様がエターナの夜叉に闇落ちをした!』
な・何ですかその噂!
夜叉!闇落ち!あ・あんまりだわ。
ジークちゃんのせいなのよ。
ジークちゃんがあんなことを言うから・・・
「皆、酷いわ!あんまりよ。私、夜叉なんかじゃないもん。闇落ちしてないもん。
貴方もそう思うわよね?」
「そ・そうだね!君は変わらず聖女様だよ・・・」
「ウェ~ン!貴方~」
思い出したら又沸々と怒りが込み上げて来たわ。
だけど、愛しき旦那様が優しく慰めてくれるから大丈夫。
私は旦那様の胸で泣きます。
旦那様は優しく抱きしめてくれて、私の頭を優しく撫でてくれています。
はぁ~、貴方は昔から変わらず優しいわね。
(あ・な・た・・・好き!)
キャーーー!恥ずかしい~。
頭の中で私はのた打ち回っている
自分で言っていて物凄く恥ずかしいわ。
私の心は完全に恋する乙女。
ハァ~、幸せ過ぎる。
ん!・・・何だ?・・・
こ・こいつ震えてないか?
お・お前もかー!
お前も私が怖いのか~。
先ほどまでの私の乙女心を返せ~。
いいでしょう!その喧嘩買ってあげるわ。
さぁ、夫婦喧嘩の始まりよ!
「アイシャには俺が付いているから。ど・どんな事があっても守ってあげるからね。
アイシャ、愛しているよ!」
ズキューン!
ああん!そんな甘いセリフを熱い眼差しで言われたら溶けちゃいそうよ。
ハっ!イカンイカン。
冷静になるんだ私。
まだ乙女フィルターは健在なのか。
そんな甘い言葉で騙されてなるものですか!
確かに今一瞬だけクラッと来たけど、何とか耐えたわ。
それに今の旦那様の声、若干震えていたわね。
許してなるものですか。
徹底抗戦してやるんだから。
しばらくエッチは禁止にしてやるんだから・・・
エッチ!
ん~、そう言えばここ最近あまりエッチをしていないなぁ。
ケビン君やレミオン君達と連夜で一緒に飲んでいるから、二人でゆっくりできる時間が減ったんだよねぇ。
ハァ~、欲求不満かしら私!
ハっ!何を考えているの私。
今はそんな事を言っている場合じゃないわ。
徹底抗戦をすると決めたじゃないの。
あっ、旦那様の熱を帯びた視線!
これは私を求めている目だわ。
ああん!ドキドキして来ちゃった~。
その目はダメー!疼いてきちゃう~。
いやいやいや、ダメよダメ!
私の乙女思考よ滅びろ~、滅びるんだぁ。
ここは断固として抵抗を・・・
ダ・ダメだわ!
どうしよう・・・拒めそうもないわ。
あ~、とうとうベッドに寝かされてしまったわ。
旦那様が覆い被さって来た。
仕方がないわね。
惚れた弱みだもの。
好きにして良いわよ・・・
「zzzzz・・・」
オイコラ!
テメェ、何寝てんだよ。
先ほどに引き続き、私の乙女心をどうしてくれるんだよ。
ここまで来てお預けを食らうのか?
私のこの悶々とした気持ちをどうしてくれるんだぁぁぁ!
このまま悶々としたまま朝まで寝ろと云うのか~。
うぅ、旦那様の温かい温もりが今だけは憎い。
あぁ~ん、重いよ~。
誰か助けて~。
ハァー、したかったな・・・
久し振りに暴走して書いてしまった^^;
次回『第78話:束の間の休日』をお楽しみに~^^ノ




