お久しぶりです。
皆さまお元気でしょうか。
気がつくと2021年を迎え、一か月半が過ぎようとしております。
私は相も変わらず仕事に精を尽くし、というよりも、生活の為と自分の大切な何かに目を背け、ここ7年ほどやってきたんだと今となればそう思えるようになりました。
関東に来て早7年目の春先。
別に自分の事を悲劇の主人公となんて比喩はしたくないのですが、思えば遠くに来て、自分を卑下し、他人を嫌いになり、現実に目を背け、何より生きていく事さえどうでもよくなって今に至っていた。
それは何故か、自分の意志と魂が分離していて、何者なのか、何をしていたいのか、自分が何者なのかという事を失っていたことに過ぎないのである。
このような表現が正しいのかは分からないが、鳥が空を捨て水中で身を潜めていた感じなのかもしれない。
場所はさておき、雑踏の中に溺れ、関わる人に感化され続け、自分を忘れていた。
初めは私に与えられた試練だと懸命に取り組んでいたのだが、時間に摩耗された心はやせ細り、それでも生活はしていかなければならない。関わる人の中ですべてがどうでもよくなり、私が美しいと想い生きてきた全ての物を捨てさり、最低限の生活するためだけの行動にカスタマイズされてしまった。
そんな調子で今の今までやってきたのだった。。。
が、その闇の終着点も遂に今日終わりを告げた。
それは何を申さば、耐えに耐え、忍びに忍んで得た仲間の存在が確立できたからだ。
自らが信じたものにはそっぽ向かれ、愛した物事は消え失せ、絶望していた期間が本当に長すぎた。
すぐにとはいかないかもしれないが、他人を信じ、自分がこれまで築き上げてきたことに誇りを持ち、今の全てを愛して生きていく。
またこうした思考がこの魂に戻ってきた事が大層嬉しく、誇り高い。
またこう文章を書けることが何より幸せである。