情けねえ…。
2020年。もう三月半ばも差し掛かろうとしている。
昨年手に入れた夢は、情けなくも自ら手放し、今に至る。
今度こそ幸せを掴もうと懸命に頑張ってはいたものの、色々あってとは言い訳がましいが、濡れ手に泡で今に至る。
懸命に前を向いて、歯を食いしばってやってきたと思うのだが、翌々振り返ってみると全てを受け入れられなかった自分が及ばしてしまった過ちであり、既に戯言。
歪な土地に平穏な家屋は立たぬとして、昔ながらの日本人たちは、それでもこの土地にと頑張って行動し、見事平地へと開拓した。
その気力があったから、こんな島国でも高度成長を遂げられたのだ。
しかし、自分にはそれすらなく、ただただ一人の人間も変える事も出来ず、おめおめと引き下がってしまった。
相手は何も思う節もなく、ノンダメージらしい。
悔しいが完敗である。
毎度負けているような気がしなくもないが、今回だけは少し違う。
そう、最後と決めていた自分の行動であるからこそ、情けなくもあり、後味悪く終焉を迎えてしまった。
あの人は言った。
「今回の事は誰も悪くない…。」と。
はい。本音で語ると、オマエが悪いだろと悪態をつく。というかつきたい。
しかしながらついてしまうと自分が愚かしく、何も成長のない人間に成り下がってしまう。
だからこそ、現状を変えられなく、もっと愛のある言葉をかけてあげられなかったのか?心のに余裕がなかったのか?自分が稚拙だったからこの結末を迎えてしまったのか…?
今宵、自問自答を繰り返している。
 




