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背徳感
この間もう一つ歳を取り、季節も一つ過ぎようとしている。
もうおっさんと言われてもおかしくない歳になった自分。
最近妙な夢を見た。いや、見続けているという方が正しい。これが困った事で、これまで全く出てきたことのない人物が夢に出てきて、ずっと私に妙な事を語りかけてくるのだ。というより、何かを仕出かしてくる。
もう忘れていたつもりなのだが、今になって何故…。
まあ、思っていても仕方がないので、何もしないでいるのだが、妙な感覚の中で少し不穏な自分。
しかしながら特に変な予感もせず、忘却してしまい、そして日常。
気にしなくていいのか。知っていいのか悪いのか。知ってはならない事があるのか。
知らぬがなにがしなのか。
まあ、どうとも動けない自分がもどかしく、悔しい想い。
最近になり少しだけ浮いた話が舞い込んできた。
それに対しての警告なのか、背徳心が私の心に憑依している。