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季節を越えて、休日前夜

 目まぐるしく多忙な日々を過ごすうちに、いつの間にか春が終わって初夏。

 新しい会社へと就職して丁度10日が過ぎ、明日は二回目の休日である。

 この業界、どこへ行けども多忙なのはどこも変わりがないのだろうが、今度は小さ目な会社という事もあり、少しだけ人の関わり合いが違う気がする。

 まあ、どこにでも心がざらつくような人間はいるのではあるが、今回ばかりはちょいと違う。皆が皆、会社の為にと前を向いていて、これまでの会社の中で最も嫌だった業務内容も、自分の能力を一つ進歩させる為には必要不可欠なのかもというリフレーミングできる心持ちになっている。

 人もいいが、やはり社長がいい人間なのが自分の心を健全とさせる。

 何より主な業務だけを頑張ればいい。

 この会社で末永くやっていくには、その苦手科目も一か月内に克服し、この会社の大きな力になれるように成長したい。

 心からそう思えている。はい、仕事の話はここまで。

 プライベートはというと…。うん、新作を書く以外は何も変わりなく、それが幸せと感じているのだから変える必要もないのではという事で、やはり当面恋のお相手もできないのであろう。

 前々から噂には聞いていたのだが、この歳になるとやはりその事に対して触れてくる人はいなくなるのは本当の話らしく、それが故に随分と過ごしやすくなった。やはり私には静寂の時が一番の癒しだと痛感して過ごす日々。

 まあ、心寄せる人はいなくもないが、別にそれから進展させたいとは思わない。今のままで十分であり、寧ろそれ以上彼女の事を知ってしまうのが怖い。

 別に変な期待も想像もしていないが、たまに会い、一言二言会話した時に見る笑顔だけで心は十分満たされている。それでいいじゃないかと真に思っている。

 休日。家事以外は特にやる事はない。

 余暇を楽しむ事のなかった昨今、暇という感覚を貪るという贅沢な時を過ごすのも悪くない。

 体の所々にシップを張ると劇的に効果が出る為、最近はずっと通っていたマッサージ店にも行ってないが、余りにも暇に押しつぶされそうになったなら、行ってもいいかなー…。

 うん、多分いかないだろうな(笑)

 海でも見に行って、うまい魚料理でも食った方が絶対に癒される。

 今は深い深い宵闇の中で、酒を飲みながら未来の事を想像していよう。

 これにて、、、

 

 

 

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