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休日前夜

 今し方やる事を終え、パソコンをアップさせた。

 いつもなら気にならない雑音が妙に耳につくのは少しだけ心がざわめいている証拠。様々な想いが頭の中をよぎり、そのまま帰宅する気も起きず、しばらくの間街をさ迷い歩いていた。

 一人になると妙な感情に押しつぶされてしまいそうになるのを防ぐためというのも確かにあるのだが、迷いの中にいる時、何を考える訳でもなく歩き続けるのが一番の特効薬であると昔誰かから聞いたことがある。その時からこんな心持の時はいつもそうしているのである。

 肌を刺すような夜風も、遠くに聞こえる汽笛も何も気にせず、時折側を過ぎる車のライトが私の心をそっと見え隠れさせてしまうのだが、それは一瞬であり、一度目を閉じ、深呼吸をしてまた再び歩き始める。

 都合二時間。少し疲れて帰宅をし、その後は明かりも灯さずまま熱い風呂をひたすら耐え抜き、大量の汗を流す。そして湯が冷えてくると用事を済ませて上がり、後は自分の美術的な物に耽り宵闇を過ごす。

 すでに自分の罪と科は整理できていて、明日からしなくてはならない事は明白になっている。今に至り、そういう状況下の中でこれを書いているのである。

 自らが源である自身の人生に他人のせいや他人任せはなく、次に失敗せぬよう切磋琢磨していけばいい。失敗を恐れた時点から、足は止まり、そこから心は腐り始める。

 そうなってはならず、自分の行動、人生を誇り高く生きなければならない。現状維持さえ難しい現代社会なのだから猶更である。

 こんな偉そうな事を書いているのだが、これはすべて自らの心に語り掛けている文章。気を悪くされた方には本当に申し訳ない。

 明日は久方ぶりの休日。朝は家事で忙しくしているだろうが、午後からは心身を清める為にとある神社を参拝しようと予定している。

 神社での参拝の際は、こうしてくださいとお願いするのではなく、こうしていくので見ていてくださいと、いわゆる決意表明しに行く場所だと昔から考えている。まだまだ先は目が眩むほど長く、特別険しいとは思わないが、時折悩みに頭を抱える事はあるだろう。そんな時の為の心を奮い立たせ、襟を正し、まっすぐ歩いていく為の心準備のようなものでもある。

 そしてそれを終えた後の時間の使い方はその時の経済状況と時間の余裕。そして心の優先順位で決定しようと思う。

 他の方々には素直とか言われているが、愚直だと自覚している自身の行動なんてまだ朝日を拝んでいない今の私でも十二分に分かりすぎて失笑してしまうのであるが…。

あ、最後にこれを叫んで今日は終わりにしよう。


「きたああああああああああっ!障害や壁、今俺、試されてるうううううううう!!!!」


失礼致しました。


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