雨音
やはり時間が足りない。しかしそれを言い訳にもしたくない。単純に本職の休暇をとればいい、という事はわかっている訳なのだが、稼ぎが減るのも嫌だ。
だから頑張るのみで、やっていれば疲れてしまう。疲れてしまうと心の健全度が減り、いい文章やいい仕事ができなくなる。でも、暇より忙しい方がいいと思う私はやはり体を休ませるという事を諦めて、日課を全うしている。
まあ、自身で書けば書くほど何をやりたいのかわかったもんではない阿呆な自分に気がついて納得。要は欲張りでただ単なる我儘な輩なだけなのである。多分誰しもにある事なのであろうが…。
二日ぶりの更新である。
なるだけ毎日更新したいという願望はあるものの、それに捕らわれるとよくないベクトルへ向かってしまうのはこれまでの経験でよく存じている。無理をしない事が長続きの秘訣だと確信している。だからできる限りの事を精一杯やって、できない時は開き直る時も必要なのである。と、自身に言い訳をしている。
して、今年に入り人事異動や新入社員の動きが著しく、新たな出会いが多い。また、残念にも遠く離れてしまう方もいる。しかし、別に離縁する訳でもなく会える時には会える間柄ではあるのだから特に悲しみはなく、新たな門出に祝辞を述べるのみ。私も新たな取り組みがあり、やはり今年一年も足早に過ぎる事請け合いである。忙しさの余り目を回さないようにと注意だけは怠らないようにしなければならない。といいつつも怒涛の13連勤真っただ中。目を回す暇もない。とりあえずこうして文章を書いている時が唯一の心の癒しなのである。
この更新を終えると、次の次の次に上げる小説のプロット確認。これもすでに終盤に差し掛かっているから余白を駆使していち早く仕上げたい心から思っている。が、多分二つくらい季節は過ぎての脱稿になるんだろうなーなんて弱音を吐いている。まあ、別に急ぐものではなく誰にもせかされている訳ではないのだからいい。
季節の変わりと共に自身の作品が仕上がっていく感覚を心身で感じながら過ごしていくのも物書きとしての醍醐味であり、一つの自信にも繋がるのではないかとおぼろげながらそう思う。
今宵、雨音が微かに聞こえる中で薄暗い部屋の中。
自分の心と向き合いつつも、自身の作品の中に入る。乙な過ぎし方ではないか。
同じような時を過ぎしている著者様達に安寧の時間を…。