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なろうファミリーの温泉旅行番外編/午雲さん編(200文字小説)

作者: 日下部良介

 食事を終えると、僕は一人で桂川沿いを散策していた。

 ふと、歩道に居る浴衣姿の女性に目が留まった。

 どうやら、草履の鼻緒が切れたらしい。

 僕は切れた鼻緒を結んであげた。

 その間、彼女は何か書き物をしているようだった。

「ありがとうございます」

 かすかに微笑んで彼女は去って行った。

 気付くと、僕の浴衣の袖の中に何やら紙屑のようなものが。

 電話番号とメールアドレスが書かれていた。

 そして名前…“大西健二”。

「えっ?男?」





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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読致しました。 午雲さんにNH好き疑惑が浮上しました(ムフ)。
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