表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鳥籠の華は皇后選定を乗り切りたいっ! ──呪われた皇帝を救いましょう──  作者: 山咲莉亜
鳥籠の華は皇后選定を乗り切りたいっ! ──呪われた皇帝を救いましょう──

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/44

20 情報提供は包み隠さず

「情報収集とのことですが、わたくしはまだ入内して二日なのであまりお話しできるほどの情報は持ち合わせておりません。四夫人のことでしたら、黒曜様もご存知かもしれないことがいくつか……」


 今日のお茶会で本当に些細なことばかりだが、手に入れた情報もある。しかし黒曜は知っているものがほとんどのはず。それでも構わないというのなら、包み隠さず共有するが。


「まずは式神のことですね。淑妃様は猫、名前は翠と言います。強化能力を持っており、その実力は国内一だろうとご自分でおっしゃっていました。朱のご令嬢より上の位に選ばれたくらいですから、その言葉は信じるに値するかと。性格はとても優しく穏やかな方で、心の内は読めませんが多くの方に慕われているのではないでしょうか。性格だけで言うなら、この方が一番皇后に相応しく見えましたわ」


 蓮華の言葉を聞いても黒曜は表情ひとつ変えず頷いている。普通は皇后選定の審判者たる皇帝に、自身のライバルの良い印象を与える情報など教えないものだ。ただそこは貴妃を目指す蓮華なので、自分の評価も下げすぎないように他の妃を持ち上げる。


「徳妃様は白蛇の式神でした。能力は知りません。ただ、その式神が毒を持つ蛇とのことですわ」


 宮廷内で毒殺やその未遂事件が発覚した際、必ずと言っていいほどに夢鈴が容疑者となることを伝えておく。これについては黒曜も知らなかったらしく、何やら考え込むように視線を逸らした後、『確認しておく』と言われた。夢鈴は毒を持つ蛇であることを少しも隠そうとはしなかったので、今のところ何も後ろめたいことはないと思う。


「夢鈴の式神の件、この後で話しておきたいことがある。先に雪璃のことも聞かせてくれ。彼女の式神は私も見たことがない」

「はい。名前は緋月、長い白髪に薄い紫の瞳の少年でした。能力は分かりません。性格は……その、容姿と同じく神……みたいでしたね。少しわがままなところはありますが、慣れたらかわいいものなのではないかと。人の姿をしていました。黒曜様、人型の式神を見たことはありますか?」

「ないな。人型の式神は、瑞家に生まれた女性の持つ能力の強力さと同じくらいに希少だ」

「そうですか。では一度直接顔を合わせてみることをおすすめしますわ」


 人型の式神は他の生き物の形をした式神と何か違うものを感じる。それに顔は知っておいた方がいいだろう。男子禁制の後宮で出歩いているところを見られ、捕まってしまっては困るから。


「分かった。では……お前に見てほしいものがある」

ご覧いただきありがとうございます!

よろしければ感想、レビュー、ブックマークや広告下の☆☆☆☆☆で評価していただけると励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ