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処刑人の不遇な異世界生活~能力はすべて不遇です~  作者: M.N.O.
1章 THE サバイバル生活
6/7

5話 ロウナとの出会い

カツン!カツン!

「ふう。ようやく終わった」

 つるはしを肩に担ぐ。が、つるはしは壊れてしまった。

「さて、奥に行くか」





 奥に着いた。が、岩が道を塞いでいる。

「.........せい!」

俺はそのまま拳に力を込め岩を殴った。がらがらと岩が崩れていく。その奥には...........

















........宝箱と倒れている女の子がいた。

「........え?」




「............」

「..........ううっ」

「お、起きた。」

 数分後、女の子が起きた。

「......!?」

しかし、女の子は俺を見ると目を見開きながら宝箱の陰に隠れてしまった。

 なぜ?と思い俺は、女の子を鑑定した。


~鑑定が阻害されました~


......つまりあの子は俺より高いレベルの《鑑定》を持っているということ。てことは、あの子は鑑定結果を見て驚いたのか。

 しかしなぜ驚いたんだ?

「ねえ、君は何で驚いたの?」

「..........」

 無反応、か。よほど俺が怖いと見える。

 ...ん?怖い?

「ねえ、君の種族は?」

「............」

 また、無反応。

「俺に教えてもらってもいい?」

「........よめない」

「じゃあ床に書いてもらってもいい?」

 女の子が床に書いた文字は俺を驚かせた。


〔   狼人   〕


 狼人(ろうにん)...魔狼の突然変異種。知能が高く、人を見る目がある。狼人と交わった者が生む子は全て狼人になるが、魔狼から生まれる狼人の確率は1%に満たない。


 ...やっぱり。よくみてみると、獣耳としっぽがある。

「..........ごめん。俺が君の親を.........殺してしまった」

「...いい。ババとママがここにいれたから...........それよりも」

 女の子は俺につかみかかって

「どうやってここに入ったの!」

 まあ確かにそう思うよな。俺は後ろを指さした。

「?うしろになにが......」

 女の子は後ろを見て驚き、「まさか....」と呟いた。

「そう。そのまさかだ。俺はあの岩を破壊してここに入った。」

「...どうやって」

「拳で」

「なんさい?」

「20....じゃなくて9歳」

 危うく大変なことをいうところだった俺は、女の子を離して帰る支度を始めだした。

「どこにいくの」

「...さあ、俺にもわからない」

「...わたしもついてく」

「何で?」

「ここからでるにはだいしんりんのおさにあわないといけないから」

 確かにそうだけど...

「ダメ?」

 女の子がうるうるとさせた目で俺を見つめてくる。くっ、そんな目で見られたら罪悪感が出てくるじゃないか。

「あ~~わかったわかった。連れていくから。」

 俺の言葉を聞いたとたんに女の子ははしゃぎ始めた。




「そうそう、俺の名前はリッタ。君の名前は?」

 鉱山を抜ける途中、聞いた。








「ロウナ」

これが、俺の大親友であり、世界一(多分)の格闘家(ファイター)、ロウナとの出会いだった

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