全然進まない第3話
お久しぶりです。数年越しの更新です。
やる気の続く限り頑張ります!
素晴らしい朝が来た。
おはよう異世界!
まだうすぼんやりとした頭で考える。
知らない天井だ。
そうして昨日あった出来事を思い出す。
ああ、そういえば召喚やら勇者やらふざけたことを言うおっさんがいたっけ?
でもって、魔王とかいうやつらが暴れてて、そのうちの一人である暴食の魔王とかいうやつががまだあらわれていなくって、それが俺かもしれないと...。
ふむ...。
おやすみ世界!
残念ながらまだ素晴らしい朝はやってこなかったようだ。
先生の次回作にご期待ください。
そうして俺は二度寝に入った。
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ところ変わって王城の広間では悠里以外の3人が集まって現状を話し合っていた。
「どうするの?」ジト目の香坂詩織が言う。
「どうするのってこれからってことだよな。」とイケメンの無堂京夜が確認する。
自分の言葉足らずを自覚しているのだろう、コクリとうなずく詩織。
それを受け京夜は、「そうだなぁ...。とりあえず僕たちはこの世界のことを何も知らない、だからまずは情報収集かな?」と周りをキョロキョロ見まわしながら言う。
「そうね。私もそれで異論はないわ。それで、さっきから落ち着きがないようだけれどどうかしたの?」と委員長っぽい見た目の栗原美里が不審者を見るような目で尋ねる。
そんな視線を受けている無堂京夜はそれを気にしたようなそぶりも見せず
「もう一人一緒に召喚?されたやつがいただろ?あいつの姿が見えないなと思って...。どこにいるんだろうな。」と少し心配そうな顔であたりをうかがう。
「言われてみればそうね。」と本当に今まで忘れていたのだろう、軽く目を見開きながら視線を左右にやる美里。
「見に行く?」と、もはやコミュ障といっていいのかそもそもあまり話すつもりがないのかわからないほど省略された言葉で部屋まで様子を見に行くことを提案する詩織。
そんな詩織を少しやさしい笑顔で見ながら京夜は、「そうだな。何かあったのかもしれないからな。」と言い、3人のこの後の行動が決まった。
ご覧いただきありがとうございました。