プロローグ?
プロローグ。
いつも通りの1日だったはずだ。
朝起きて朝食を作りながらお弁当も作る。
登校して友達と挨拶をかわす。
授業を受けてから
放課後の部活。
そして部活の先輩たちとふざけあいながら帰宅する。
ゆったりお風呂に入って
家族と夕食を食べて一休み
後の時間はネットゲームをして過ごす。
で就寝。
そう何も変わらなかった。
何一つ変わらない平穏な1日。
「だから私は、家のベッドの上にいないといけないはずだ。」
なのに私は、目覚めると真っ白な部屋?にいた。
だから私は壁にもたれて、昨日1日の記憶をたどりつつ、どうなっているのか思案にくれていた。
その時。
“今度の子は、随分落ち着いてるな”
「!?」
声?
だけど辺りを見回しても、誰も居ないし
なにかがかわったわけじゃない。
“叫んだり喚いたりすることもなく、周囲を探った後は、部屋の隅で警戒しながら情報整理か”
と、声が続く。女性とも男性ともとれる不思議な声色だ。自ら何者か語る気はないらしい。
「誰?此処はどこ?」
“天使と言うたら信じるかい?”
「無理です!」
“って即答かい!それは残念だなあ。まあエエけど。ここは、地球で気付かないうちに死んだ魂が集まる場所別名白の部屋さ”
「はいっ?今なんって言いました?気付かないうちに死んだ魂?」
“そう此処は地球で気付かないうちに死んだ君みたいな子が来る場所さ”
「いやっちょっと待ってください小学校・中学校合わせて9年間無遅刻無欠席無早退の健康優良児の私が16で死ぬわけ無いじゃないですか(笑)なに冗談イッテんですか?」
“あははそうなん?でも君は、もう地球上死んでるし。ちなみに死因は大量出血だね(笑)御愁傷様”
……自分の足を見て見ると透けていてコノハナシはどうやらホントのことらしいと私なりに推測した。
“呑み込み速いね~君は(笑)。だけどこの世界に来た子には、もう一度異世界で生きるチャンスがあるんだよね”
「どう言うことですか?」
“ん~そのままの意味だよ。君は異世界で第二の人生を生きることになる。”
「!?っ生まれ変われるんですかわたし」
“だからそういってるし。でこっちの都合なんだけど通常転生したら記憶消えるけど君は地球出身だから消えないな~それでもいいかい?”
「いいです!こんな辺鄙なとこにいるよりずっとましですから!」
と言うことで私
リリアンジュ・ルガ・ブランシュは前世
西都ゆうの記憶を残したまま
地球とはべつの世界
ルザアニヤにある皇帝国の
第三公爵家の三女として生まれ変わることになりました。