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天使憑き  作者: 夢籐真琴
95/104

とにもかくにも確認を

崩れていった堕天使達が作っていたはずの輪の場所を見る

近すぎず遠すぎずーー

絶妙な位置についていた

(やるわね・・・)

変な所を感心しながらも先に歩いていく零の後を追って軽く走って行った














階段を登る

警戒を解いているわけではないが、零も伊奈も気を抜いていた

端的に言えばリラックスしていた

理由は敵の気配を感じられないからーー

最初の時と同じように城門をくぐった場所での襲撃以来堕天使を見ていない

あの時の激闘でかなりの人数を倒したーーこれは伊奈は覚えていない、何時の間にか自分達の周りに出来ていた死体の山を見て初めて知ったことだーーので、堕天使の人数が減ってしまったか、もしくは少ない人数だと厳しいと思って人数を揃えるために一回戻ったかーーそれは2人が知るところではないが、どちらにせよ敵がいないことはありがたかった

自由に城の中を散策していた

それも大胆にーー

何の恨みだかしらないが、零は城の内部の部屋で高価そうな物を見つけると片っ端から壊していった

憂さ晴らしと暇つぶしにはなるので伊奈も窓の外に放り出した

あまり意味はないと思うが精神的なダメージを与えるには効果的な方法だった

見ているかどうかは別として人間(・・)には効果的な方法ではあるーー

しかし、堕天使に効くかは微妙であるが・・・

それはともかく、城の内部の物を壊していった

敵が現れず、何もする事がない時には暇つぶしをするしかない

だから、こんなしょうもない悪戯を繰り替えしていた

もちろん理由はある

自分達の存在を相手に知らせる事だ

それと前述した通り精神的攻撃だ

憂さ晴らしと暇つぶしの要因も大きいが・・・

とにもかくにも、そうやって2人は城内を散策していた



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