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天使憑き  作者: 夢籐真琴
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病院にて⑵

天使が帰ってから零は忙しかった

別に精密検査はいい

医者の仕事だしやるしかないだろう

親もきて色々言われたがしょうがない

自分が悪い 自業自得だ

いや、そもそもあの天使が僕を殺したのならあいつが悪い

また一つ彼女を殴る理由ができた

しかしまだここまでは良かった

ここからが問題だった

医者と警察から事情聴取をやらされた

ここまではまだ許せる

しかしこのあと聞かれたことは

「君はなぜ自殺をしようとしたのだい?」

驚愕的だった

その言葉はあの忌々しい天使並みに

零を絶望の底に落とした

病室で窓を開けていたのと

フラフラと歩いていたのを

僕が自殺をするのではないかと疑っていたのだ

カウンセラーの人も来て

カウンセリングをさせられた

ベットに10日間も座らせられて

常に誰かの監視があった

これにはさすがに閉口した

ふと学校のことを思い出してみた

そういや結構学校に行っていないな

と思った瞬間

「・・・もう、夏休みか」

宿題はどうするんだ

悶々と自問自答していた

それを見た監視の人が医者を呼んで来て

またカウンセリングを受ける羽目になった

「もうどうにでもなれ」

開き直った零だった




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