天使と同居⑷
天使と同居してはや一週間がたつ
幸い学校もまだ始まっていないので
家でのんびりとすることができた
これは事故(天使が殺した)のよって宿題がほとんどないからだ
初めて天使に感謝できることが見つかった
それにしても、天使と同居したのに
特に変わることがない
我ながら、環境適応能力が発達しておると思う
僕は無神論者だが(すでに天使に会った時点で神様はいるんだなぁ~と思ったが)神様にこれまた初めて感謝をした
その理由は妹に僕の血は流れていないことだ
初めは同居を進めていたのに、いざ始まるとなると気になって仕方がないようだ
閑話休題
僕が天使と会って劇的に変わったのは
もちろん、白銀の眼だ
しかし、この眼ははじめは厄介な代物だった
なにしろ入ってくる情報量が半端じゃない
何かを見るだけでその材質、質量などが一発でわかるからだ
ちなみに眼は両眼とも白銀の色をしているが
情報が入ってくるのは、右眼だけだ
両眼に入ってきたら、どうしようも無い
ついでに視野も広くったようだ
ようだ、ではなくて確実に広くなった
極端な話360°見えるようになった
しかし慣れてくると面白いもので
周りにぶつかる危険性がない
それに結構面白い
天使曰く、
「あなたほど早く白銀の称号を慣れて
いつのまにか遊んでいるような人はいないはずよ」
と呆れていた