天使と同居!?⑶
結局、2人の説得(強引な)に負けて
ドロシーは同居することになった
2階は現在僕と妹が使っていたが
まだまだ部屋が余っていたので
その部屋の一つを提供する事になった
僕は押入れか物置にでも
放り込んでやろうかと思っていたのだが
渚の猛反対と
天使の女性をそんな所に放り込んでおくなんて(だからお前は天使だろ)と主張し
2階の隅の部屋がドロシーの部屋になった
この際だからお前は女性なのかと聞いてみると
「もちろん、この体をみて女性に見えないなら眼科と神経科に放り込むわよ」
「なんでそこに神経科が出てくるんだよ・・・」
案の定厳しい返事が
「あなたの神経がくるってるからに決まってるじゃない」
「お前、さっきの事に根に持ってるな・・」
「あたりまえでしょ
私は神聖な天使よ
その神聖な天使を物置に放り込むなんて
ひどい・・・」
泣く真似をし始めた
そこにどこから出てきたのか渚が
「兄貴、サイテー
女性を泣かせるなんてサイテーよ」
最近はすっかりこいつまで天使の味方になって
こっちを二人がかりで攻撃してくる
天使一体と人間に
一般人である自分がかなうわけもなく・・・
いや、今更自分を一般人呼ばわりするつもりはないが
勝てるはずがない