天使と同居!?⑵
渚(俺の妹)が部屋に入ってきて見たのは
当然のように俺と綺麗な天使だった
しかしこの妹はとんでも無いことを聞いてきた
「兄貴、その銀の眼どうしたの?」
「なーーー」
なぜこの眼が見えるんだ
一般人は見えないはずだ
ドロシーに問い詰める
「おい、天使 なんでこいつが俺の眼が見えるんだよ?一般人は見えないはずじゃないのかよ?」
するとここでも最近恒例になって、だいぶ慣れてきたはずの問題発言をしてきた
「いや、彼女は一般人じゃないし」
「はぁ?」
「だから彼女はこっち側の人間
かわいそうなことに零の影響か知らないけど彼女は私たちと組めるだけの実力を持っている
ただの守られるだけの子猫ちゃんじゃないのよ」
顎が落ちそうだった
いやはずれた
「だからね、彼女は珍しいのだけど
あなたたちみたいなオバケを助ける役割があるのよ
白銀の称号を持ってはいないのだけど
少なくとも相当強いはずよ
あなたは・・・剣を使えるわね?」
これに答えたのは予想外の展開にもついてきている渚だった
「私は渚です はい剣道をやっています
綺麗な天使さん?」
「ドロシア、ドロシーでいいわよ
零の妹だけあってさすがにすごい神経してるわね
普通の人はこんな時驚いてめんどくさいのに
さすがこの兄にしてこの妹ね」
「私は普通の人間ではない力はあることを知っていました
だから剣道をしました
兄貴に天使さんがついても
特に驚きません」
「ねぇ 突然話変わるけどこの家に同居させてもらえないかしら?渚」
「いいですよ、ドロシーさんみたいな綺麗な人・・・じゃない天使さんは大歓迎です
兄貴女性に感心示しませんから」
女二人(天使一人か?)で盛り上がっている
ドロシーは嫣然と笑いながら
「わかったわ 任せなさい」
零は匙を投げた
天井どころではなく
宇宙に届くまでの勢いで投げつけた