天使と同居!?
零は妹との二人ぐらしだ
別に両親は他界したとかではなくちゃんと生きている
前に入院した時もちゃんと見舞いにきた
しかし父が外国中を飛び回っているので
それに付き添う形で母も一緒に飛び回って
結果妹との二人ぐらしになっている
父は典型的な仕事人間で
滅多 ていうか2年はあっていない
だがそのおかげで妹と二人で生きていけるだけのお金を貰っている
それを知っていた天使は同居しようと言い出したらしい
「何でよ~いいじゃない同居ぐらい こっちだって泊まるとお金がいるんだよ
部屋も多いし広いし問題なしでしょ」
「妹がいるだろうが」
「妹さんには見つからないようにするから」
「お前は信用できん」
「やだ~なにそれ 仮にも私たちは同調できる相棒なのよ 仲良くしましょうよ」
「気持ち悪い言い方するな」
「こんな美人を捕まえていてあなたは何を言ってるのよ?」
「自分で言うな」
「でも美人でしょ?」
「う・・・」
確かに美人だろう
顔立ちは整っている
しかしこいつは天使だ
人を殺しておいて同居しようなんてよくそんな口がたたける
一階から上がってくる妹が見えた
もちろんドアは閉じている
白銀の眼を使って見ているのだ
「おい、天使隠れろ」
天使は妹が来たのをわかっているのにもかかわらず隠れようとしない
「天使!」
声をあげたが動く気配がない
「私はドロシーよ」
なーーー
「兄貴、入るよ~」