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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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助けて!

作者: 神通百力
掲載日:2026/05/21

 私は足がもつれそうになりながらも、必死で走った。チラリと後ろを振り返ると、日本刀を持った男が不気味な笑みを浮かべながら、追いかけてきていた。

 

 あの男はきっと巷で噂の殺人鬼に違いない。このままでは殺される。逃げなきゃ! 逃げなきゃ! 逃げなきゃ! 逃げなきゃ! 逃げなきゃ!

 

 後ろから子供たちの悲鳴が聞こえた。ああ、あの殺人鬼は私を追いかけながら、遊び半分で人を殺しているんだ。


 あの殺人鬼が私はとても怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。あまりの恐怖に失禁しそうになる。


 誰でもいい。私を助けて! 助けて! 助けて! 助けて! 助けて! 助けて! 助けてよ! 殺人鬼の魔の手から救って!


 このままじゃ、いつか体力が尽きて私は殺される! 殺人鬼に殺されちゃう! 殺されちゃう! 殺されちゃう! 殺されちゃう! 殺されちゃう!

 

 殺人鬼の足音がどんどん速くなっていく。私は追いつかれまいと懸命に足を動かした。


 夢であってほしいと心底願った。けれど、体を包み込む恐怖は夢なんかじゃなく、紛れもない現実のように思えてならなかった。


 疲労で足を動かすのが辛くなってきた。こんなところで死ぬなんてイヤだ! イヤだ! イヤだ! イヤだ! イヤだ!


 私のそんな思いとは裏腹に足が止まってしまった。その瞬間、胸に痛みを感じた。胸を日本刀が貫いていた。

 後ろを振り返ると、殺人鬼が下卑た笑みを浮かべていた。


 私は死ぬの? まだ死にたくない! 死にたくない! 死にたくない! 死にたくない! 死にたくないよ!


 私は助けを求めて手を伸ばし――意識が闇に沈んだ。

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