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第37話 白虎に乗る練習をしよう

-side アクシア-



「白虎さん」

「なんですか?」

「乗りたい」

「いいですよ?」

「いいんだ」



 あっさりオッケーが出ちゃった。

 あれから約3カ月後、季節は夏。ちょっと暑いけど空気が乾燥していて日陰だとかなり涼しい日々。

 プラスチック事業の売り上げが好調らしく、ちょっとだけ我が家のお財布事業が好調になったある日のこと、俺は白虎さんにこの提案をした。

 財政が(当領地比)好調と言っても我が家の補助金を借りなければ上手く回らなかった財政から少し改善した程度だ。今はそれほど補助金という言葉を父上から聞かなくなったので、割と余裕は出来たのだろう。

 というか、今更だが今までどんだけ危なかったんだろ?うちの財政。

 まあ、それはともかく、そんな見かけは辺境伯で裕福に見えるけど実は割と貧乏なうち、その領地にはきっと色々な問題点を抱えているに違いないと思い、聞き取り調査を独断と偏見で行うことにしたのだった。

 その第一歩が白虎さんに頼むことだ。

 素早く色々なところに移動できる白虎さんは、領地を短時間で効率よく回るのに必要不可欠な存在だと判断したんだー。



「白虎に乗る前にお主はまず乗馬をした方がいいだろう」

「私も賛成です」


 

 青龍様とエリックがアドバイスをくれた。

 本来、乗馬は4歳からではある。だがもうすぐ3歳の俺でも充分に可能らしい。

 鑑定さんに聞くとこんな答えが返ってきた。


 

1. 4歳〜6歳

•特徴: この年齢ではポニーなど体の小さい馬を使用することが一般的です。

•目的: 馬に親しむことがメインで、長時間のレッスンや激しい運動は行いません。

•注意点: 子どもの集中力が短いことを考慮し、短時間の楽しい体験を重視。


2. 7歳〜12歳

•特徴: 身体が成長し、馬に乗るための体力とバランス感覚が発達します。

•目的: 基本的な乗馬技術や馬とのコミュニケーションを学び始めるのに適しています。

•注意点: 体が小さいため、大きな馬ではなく中型の馬やポニーが適しています。


3. 13歳〜

•特徴: 体力や筋力が十分になり、馬の扱いや乗馬技術の本格的な練習が可能になります。年齢制限はなく、初心者でも始められます。

•目的: スポーツとしての乗馬、競技参加を目指した練習も可能。 健康促進、趣味、リラックス効果などが期待できます。

•注意点: 本格的な練習では馬の制御力が必要になるため、丁寧な指導が必要。筋力や柔軟性を考慮し、無理のない範囲で行うことが重要。


 

 

「ふむふむ。ポニーさんに乗って練習するのがいいんだね」

「そうですね。私の方が安全でしょうが、念のため練習しておくのに損はありません」

「そうだのう。動物に乗る訓練はしておいた方がいい。この先我に乗ってどこか行くこともあるだろうからのう」



 青龍様に乗って空を飛んで大移動。今回は目立たないように移動するため、白虎さんに乗るけど、いつか背中に乗せて移動したいね!



「うっかり時空の狭間に行かないように気をつけてな」

「あら貴方じゃないんだからそれはないですよ」

「それもそうだな、まさかそんなところに行くわけないじゃないですか」

「うむ。お主に限ってそれはなかったな。すまぬ」

「……」



 なんか今、盛大なフラグが経った気がしなくもないけれど、気のせいだろう。

 そんなこんなで、俺はパパとママに乗馬のやり方を教えて貰うことにしたのだった。

 


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