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黄昏から宵へ

作者: ゆゆたんご

俺は今日も黄昏ながら酒を飲む、全て平凡な俺には何もない。

ただ、周りの世間話を盗み聞いて、酒のアテにしているだけだ。


ふと若い女子学生4人が目に入る。持っているものを見るにバンドのようだ。

楽しげに次のライブの話しているところを見ながら、ふと昔を思い出した。


「たかし、もう一回練習しようぜ!」


ふと、忘れていた声が思い出される。

そのとても懐かしく楽しかった思い出が、酷く胸を締め付けた。


あの頃の夢はなくなり、あの頃思い描いていなかった今の大人な自分に失望に近い感情を抱いていた。


(こんな大人になりたかったわけじゃないのにな…)


酒がとても苦く感じた。



その時は、女子学生グループから紙がたまたま自分の席の下に飛んできた。

その紙には曲名と歌詞らしき文が。

たかしは、この子達は作曲までしているのかと思いました。


Reminstar

今は隠れていても、思い出の星はそこにあるから、晴れた時に見つけてエネルギーにしようか、それまでお休みね


他に思いは月など様々なことが書いてあった。


「すみません!あの見ちゃいましたか?」


たかしは、前を向いて言った


「嬢ちゃん達ありがとう!」


たかしは一歩前に進もうと思った、さっき星を見たのだからエネルギー人して動けるだろうと思ったから。


もし、見つけられなくても動いていただろう、今からゆっくり作っていけば良いと思ったから。


たかしは今日も前を向く、時に休みを入れながら。

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