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絶望の世界に、光を  作者: しらつゆ
第二章 ラリージャ王朝 冒険編 
9/64

第六話 三人での初仕事



 私達は再びギルドから外へと出た。

 今日も朝は早く、朝の太陽の光が加速度を上げて広がってゆく。


「で………私達はどこに行けば?」

 ルティアは聞く。


 ルティアも武器を持って装備をしているためか、歩いたり動いたりするたびに短剣の金属が擦れ合う音が聞こえる。


「えっと……」


 私は手の中にある依頼書の内容を再び目で追う。

 住所の情報は下の方にすごく小さく書かれていた。


 場所はここから三十分ほどだろう。

そんなに遠くはない。

それに今回は前回と違って場所が明確に分かっているわけだから、スケールの能力往昔視織(プレビウスシリング)を使う必要もなさそうだ。


一日寝ているとはいえどうやらこの能力、使いすぎると目に負担がかかるらしい。



「ここの住所に行こうか」

「了解」

 スケールの目はいつもと同じサファイアブルー。水色には光っていない。


 確かに今回は何かの捜索ではないからね。






                   ✳︎





「こんにちはー」



 私は住所を頼りに道を辿り一軒の家に着いた。

 家は小高い山の中にあり、木々が生い茂っており、その隙間から注がれる暖かな光が心地いい。

 

 しかし…この感じだと夜には獣が出てきそうだ。きっと夜には真っ暗になるだろうし……



「こんにちは、遠いところからわざわざありがとう。冒険者さん」


 家から出てきたのは年配の女の人だった。

 確かにこの感じだと一人で片付けるのは大変そうだ。



「この年になって引越しというのも大変だからね、依頼を申し出たんだけど、すぐにきてくれて助かったよ」

「このぐらいお安い御用ですよ、ではお邪魔しますね」


 私達は家に入る。家の中は朝のはずなのになんだか薄暗い。

それに片づけ途中といった感じで辺りは食器やら家具やらがぐちゃぐちゃに配置されていた。



「えっと、これらはどこに置けばよろしいのですか?」


 ルティアは散らばった食器を手にして聞く。

 ルティアも随分と積極的に動いてくれている。


初めてギルドであった二人に対する反応は一体なんだったのかというぐらいに。


「これはとりあえず外に出しておくれ」

「分かりました」


 ルティアはどんどん外に食器を運んでいく。箱にすら入れずに。

このままでは泥を被って汚くなってしまいそうだが………



「君たち、さっきから手で運んでいるようだが、魔法とか使えるもんはいないのか?」



 突然私達にそう聞いてきた。

 

 私達の能力は魔法ではない。

魔法といって今まで乗り越えてきたのは事実だが―

実を言うとスケール以外、きっと魔法は一切使えない。



「えっと、少なくとも私は使えないです。すいません。ですが体力は心配しなくて大丈夫ですよ」

「そう……くれぐれも無理しないでね」

「ありがとうございます」


 確かにかなりの重労働だがまだ始まったばかり。

この程度で息が上がるようじゃ役に立たない。もう少し頑張ってみるか。



「この家具類は部屋の隅に避けときますね」


 遠くからスケールの声がする。なんなく家具を持ち上げて部屋の隅に避けていく。



 結局私は外に出してあった食器を箱の中に入れることにした。

大きい皿と小さい皿。コップ。それぞれ分けて専用の箱に詰める。



 よし。おおかた食器は片付いたな。次は…………本類だな。



 部屋に散らかった本をかき集めて箱に入れていく。

教科書やら参考書やらもたくさんある。小説や漫画も大量だ。

本を集めるのが好きなのかもしれない。




 …………こうして、朝早くから続いた片づけ作業は夜にまで及んだ。






                     ✳︎





「はぁ…………疲れた………」


 私は隅に避けられたソファに腰掛けた。引越し作業は重労働だ。



「お疲れ様。三人とも本当にありがとう。助かったよ」


 依頼人はそう言うと私達に飲み物を出してくれた。


「いえいえ、お役に立てて幸いです」


「君たちは本当に優しくて気が効くわね。きっと今までいろんな依頼をこなしてきたんでしょうねぇ…」

「いいえ、三人では実はこれが冒険者になってから初めての依頼ですよ」

「えぇ!!そうなんですか……!すごい優しくて感動しましたよ」


 本当は言いにくいが、これは事実である。

ルティアもよく働いてくれた。初めてなのにも関わらず。

それに長い間研究所にいて、外の空気にすら触れていないのにも関わらず、すごく礼儀正しく依頼をこなしていった。



「ちなみにこれからこの家具類はどうするのですか?」


 私は飲み物を啜りながら聞く。

 啜るたびに甘い茶葉の香りが口いっぱいに広がる。


 片づけたとはいっても部屋の隅に寄せたり、箱に詰めたりしただけ。

きっとまだまだ引越し作業は続くだろう。



「これは明日トラックに乗って引越し先の家まで行くわ」

「そうなんですね。明日もまだ続くと…」

「引越しは大変だけど、こんな獣だらけのところも大変だからね。最近は獣の数も増えてきていてね………」

「なるほど………」


 そういえば依頼書にも『獣が多い』と書かれてあった気がする。


「だから、帰る時は気をつけてね」

「丁寧にありがとうございます」


 私は飲み終わったコップを渡してソファから立ち上がった。

スケールやルティアも置いてあった槍や短剣を持って立ち上がる。



「お邪魔しました」

 私達は頭を下げる。

依頼人はもういいの?といった様子で私達を見たが、玄関まで案内してくれた。



「明日も頑張ってください。今日はありがとうございました」



 玄関で座って靴を履く。

そしてドアを開ける前にもう一度あいさつをして、ドアノブに手を掛け開けようとした。


その時………私は気づかなかったが誰かが私の腕を掴んだ。


 振り返るとそこには目を水色に輝かせたスケールが立っていた。

スケールが何も言わずに私の腕を掴んでいる。

ルティアも訳がわからないといった様子でドアを開けようとする。


 …………スケールが往昔視織(プレビウスシリング)を使っている。この辺りの獣の爪痕でも見ているのか…?



 スケールが、喉の奥から低く小さな声を漏らす。



「聞こえないのか……?ドアの向こうから唸り声がする」



 そう言われて私はドアに耳を当てて外の音に注意を向ける。

 すると……どこからかヴゥ……といった動物の声が聞こえた。



「でも、どうするの…?これじゃ外出たら…………」


 ルティアは心配そうにスケールの腕を掴んでいる。

 短剣を持った手も震えていてなんだか可愛らしい感じもする。

私よりもおそらく年上で少しは戦えるといっていたのになかなか勇気が出ないらしい。



 そうこうしているうちに獣の声が近づいてきた。バンバンと外からドアを叩かれる。



「大変……獣が来るわ!!」



 依頼人もありえないという青ざめた顔で腰を抜かしてしまった。


獣が多いとはいえここまできたことはなかったということなのか。



「大丈夫です。俺に任せてください」


 スケールは全く動じることもなく、いつものように冷静で槍の先の布に手を掛ける。


結び目を外し、完全に布を取る。

鋭く尖った白銀の切先が顕になる。

そしてそれは薄暗い空間の中で淡い輝きを発する。


 依頼人はどうやらそれにも怖がっているようでスケールを警戒しながら、尻餅をついた状態で後退りしていく。


「怖がらなくって大丈夫です。スケールはあなたを襲うことはありませんよ」

 私は依頼人の手前に立って視界からスケールの姿が見えなくなるようにした。


 バンっという音と共にドアが開かれる。

スケールは襲ってきた獣の体に槍を突き刺し……真っ赤な血飛沫が上がった。


玄関にいる私の顔やローブにも血が散って赤く染まる。

あの時と同じように豪快に倒したものだ。


 パキパキと獣の体が凍っていく。よし。とりあえずは討伐完了だ。



「あ、ありがとうございます………」


 依頼人は未だに立ち上がれないまま私達を見てお礼を言った。


「こんなことになったことは今までになかったということですか……」


 私は依頼人の手を取って立ちあがらせてから聞く。


「はい……でも最近獣の数が急増しているので心配だったんです」

「…………これから一匹も来ないとは限りません。引越しするまではくれぐれも気をつけて」

 スケールは依頼人に背を向けて槍の切先を布で拭って隠す。

そしてそのまま歩いて行こうとしたので、私ももう一度依頼人に頭を下げてからその場を後にした。



 綺麗な森の中。美しい自然。その裏では獣の活動が活発になる現状。住みたくても住みにくい現状。


 

 ただ、獣も人間も生きるために必死なのだ。






                    ✳︎






 ギルドに戻る頃には辺りはすっかり暗くなっていた。

街灯の淡く白い光が夜道を照らす。

照らされていないところはあまりよく見えないぐらいに真っ暗である。



 依頼人は大丈夫だろうか。

本当に帰ってしまってよかったのだろうか。

見張りをしておいた方が良かったのではないか……といろいろな心配事が頭の中を駆け回る。


ただ、あの人は長年ずっと山の中に住んでいるらしいし、これだけの襲撃を受けて驚いただけで対処できる能力はあるだろう。



 夜道の中で一際明るいギルドの黄色味がかった光が視界に入る。


やっぱり安心する。居場所があるというだけで心がすごく落ち着く。

仲間が全員無事であったことも今思えば本当に奇跡的だ。



 あれから研究員と鉢合わせになることもなく、研究所関係で争いに発展することもない。


私の首飾りの監視装置が有効ならば襲ってきてもおかしくはないが、襲ってこないということはパキンという鈍い音が響いた時に壊れていた可能性は十分ある。



 ただ、ルティアはどうなのだろうか。集団で行動することに対して最初はすごく抵抗していたのだが……



「ルティアはさ……」


 声を発してみるとあまり大きな声ではないはずだが、誰もいない夜道の中でとてもよく響いた。


「私達と冒険者やってみて、やっぱりまだ集団は危険だって思う……?」

「…………研究所にいるよりは絶対にいい。でも……襲われるかもしれないって思うとやっぱりちょっと怖い」


 私も研究所に戻るつもりだったが、今はというと全くそんなことはない。

逆にルティアと同じで研究所のことを考えると恐怖心が芽生える。



「私……自分が戦えるって思っていたけど……今日の獣の襲撃を受けて、足が震えて何にもできなくって…………スケールがいなかったらどうなってたのかな……」


 ルティアは俯きながら自分の手の中の短剣を握りしめる。

まだ冒険者としての日々は始まったばかりどころか一日目だが、活躍できなかったことに心残りがあるらしい。



「なんだよ、全く……。俺がいないとやっていけないなんて………」


 スケールはそんなルティアの背中を叩いて口から小さく息を漏らす。

小さな子供を見るような目で私達を見下ろす。



「そ、そんなこと……ないもん…!!」


 唐突にルティアは強気になってスケールの手を振り払う。



 …………でたでた……と少々呆れつつもやっぱりまだまだ幼いルティアの様子に思わず笑みが溢れた。





 ギルドの前まで来た。

 今日は荷物運びという依頼だったがためにすごく腕の筋肉を使った気がする。


 ただいまーという明るい気持ちで木製の重い扉を開けた。


 電気は夜道でも目立つぐらいに照らしているが、やはり中には人影は少ない。


 辺りをくまなくみる。あの二人はいないだろうかと見回す。


 すると………視界の端に一人の男の冒険者の影が写った。


ただ、本当に()()()()である。

それになんだか元気がないのか疲れているのか机に顔を突っ伏していた。



 一歩、二歩……と私はその人に近づく。

スケールはやめとけという顔で首を振り、私を見たが、私は構わず進む。

すぐそこまで近づいた時、私は気づいた。


 …………泣いている…………と。


 それに防具や武器も見慣れていると思った。



「…………ミ、ミラサイト……」



 私はその名前を口にした。


スケールもルティアもその冒険者を知っている。

ルティアはまだ二回目だが私とスケールは初めて会ってからかなりの高確率でギルドにいるので、見慣れた顔というより常連さんという仲だ。



「…………あぁ……お前たちか……」



 ミラサイトは顔を上げて私達を見る。

その目は酷く腫れていて、顔中涙で濡れていた。

息遣いも途切れ途切れでどうやらずっと一人で泣いていたようだ。


辺りを見てもラミリアの姿が見当たらない。


「一体何が……」


 私はミラサイトの目をしっかり見て状況を聞く。


 耳に入ってきたのはとんでもない言葉だった。



「…………ラミリアは……行方不明になった」


「なんだと……」


 私よりも先にスケールが信じられないといった様子で身を乗り出す。

ルティアも興味深そうに話を聞く。



「…………今日、獣討伐の依頼でデュアハパル山脈という標高四千メートルを超える雪山にラミリアと他三人の私のパーティメンバーで向かった。獣は無事討伐できた。しかし……」


 力いっぱい机を叩く音がギルド中に響き渡る。私の心臓が強く跳ねた。



「無事に帰ってこれたのは、俺だけだった…………」



 ミラサイトの目から溢れ出す涙が再びギルドの机を濡らす。濃い茶色に木の色が変化していく。



 私達は言葉を失った。

なんという声をかけていいのかも分からず、立ち尽くす。


 冒険者をやっていれば、誰かが犠牲になることも十分にあり得る。

大怪我をして動けなくなることも避けられない。


 今は自分の身に起きたことではない。だから冷静にいられる。


 …………私は何も声を掛けられない。

研究所育ちだからか感情のかけらが抜け落ちていて……本当に人の心を読む力が足りないということを痛感する。



「…………おまえ達は、頼りになるだろうから、お願いしたい」


 ミラサイトの強い眼差しが私達に向けられる。

まだ諦めてはいないという強い意志が伝わる。


「…………ラミリアと俺の仲間を助けるのを、手伝ってくれ」

「…………」


 私達はいいともダメとも言うことすらできなかった。すぐには言葉はが出せない。



『どうする……?どうすればいい…?』


 私は二人に問う。二人とも表情はとても暗い。



 確かに私達が得意とするのは怪我の治癒。

魔法だと言い切るために隠してはきていたが、病気や感染症だってなんでも一瞬で治せてしまう。


…………病気に関しては治せることが知られると、研究員に見つかったりしてまずいことになりそうなので断る。


だが今回は違う。病気を抱えている可能性はなくはないが、どちらかというと人命救助系の依頼。

それにスケールは何より探索に向く『過去を見る能力』がある。


 ミラサイトは私達を信頼して言ってくれた。だから断るわけにもいかない。

ただ、受けることに対する不安だってもちろんある。



『俺は……受けてもいい。この依頼は俺達の力を駆使する可能性のある、リスクの高い依頼ではあるだろう。だが、断れば絶対に後悔する』

『私も……できることならなんでもするよ。もちろん能力の加減もする』

『分かった』


 私は覚悟を決めた。


「分かりました…………その依頼、受けましょう」

 そう口にした瞬間、ミラサイトは表情を少しだけ明るくした。

目尻に今にも溢れそうなほどの涙を蓄えながら私の手を握りしめる。


「ありがとう。君達ならそう言ってくれると信じていたよ」


 ついにはミラサイトの目から再び涙が零れ落ちた。



 私達も座って依頼についてさらに話を進める。



「それで、遭難したと気づいたのはいつごろですか?」

「今日の午後。時計の短い針が一の数字を差したちょうどその時だった」


 スケールは冷静になって質問を重ねる。


「それまでは全員元気だったのか」

「ああ……全員足取りもしっかりしていた」

「なぜそんなに全員が遭難なんてするのか……?」


 確かに不思議だ。遭難したのはラミリアだけではなく、パーティメンバー全員。何かがあったとしか考えられない。


「最初に遭難したのはリア。リアが遭難したことに気づいたとき、パーティメンバーの一人であるプティルが探しにいくと言って引き返そうとした。俺は止めたが行ってしまった」

「やはり…………そういうことなのか」


 私も同感だ。助けを求める前に自分から助けに行ってしまう。それはつまり、自爆行為でもある。


気持ちはわかる。仲間が居なくなったら助けに行きたいという気持ちは分かる。だが………


「…………助けに行ってはいけない。絶対に。そしてその流れで全員行ってしまったのだろう?」

「そうだ。だが、俺は行かなかった。俺一人になっても助けには行かなかった」


 スケールは首を縦に振る。


「それは正しい判断ですよ」


 メモの為にペンを動かしていた手を止め、ペンを置く。


「状況は大体分かりました…………それであなたは一緒に明日捜索に行きますか…?」

「それはどういう…?行くに決まってるじゃないですか」


 スケールは気持ちが分かっている。だからこういうことを聞くのだと私は理解する。


「スケールは、あなたのことを心配しているんです。万が一見つからなかったら………と。さらに、あなたの目の前で仲間が死んだらどうだろうと………。それにスケールは過去を見れる特殊な目で捜索ができます。だから……」

「私は、視界に入らないところで仲間に死なれる方が辛いです」


 ミラサイトはキッパリとそう言った。

どちらも嫌だとは思う。でも彼にとっては後から仲間の死を告げられるよりはマシらしい。

そこには首を突っ込む必要もない。



「…………分かりました。では一緒に行きましょう」


 私はギルドの壁にかかってある時計に目をやる。時計の短い針はすでに十二の数字を差していた。


「では、明日……というかもう日が変わったので今日ですね………日が登ったら出発しましょう」

「はいっ!」


 ミラサイトの掛け声と共に、私達は声を揃えて返事をした。



 私達の実にわずか三回目の冒険…それは過酷なものになるだろう。


 だが、頼られるということにすごく誇りを感じた。


 






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― 新着の感想 ―
二つ目の依頼、引っ越しのお手伝いもなんとかこなせたものの、次は先輩冒険者のピンチですか(;´・ω・) ミラサイトさんとラミリアさんはフレンドリーに接してくれた先輩たちだし、できることなら力になりたいで…
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