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第5話

え、、


私今告白サレタ????


「ふぁっ!?す、すき???」

「うん。すきだよ。」


んなぁぁぁ!!!!!!

語尾にハートマークがつくかと思うくらい甘いのですが!?


「え、あの、えっと、、」

「ふふっ、真っ赤になっててかわいいなぁ。ねぇ、君のことレティシアって呼んでもいい?」

「えと、はい、、」

「やった!レティシア、かわいい、すきだよ。」

「はひ、、!!!」


なになになに!?

リアム殿下ってこんなに甘かったの!?

砂糖を煮たように甘いよ!!!


「あの、リアム殿下?」

「......レティシアもリアムって呼んで欲しいなぁ。」

「え!?さすがに皇太子殿下を名前呼びするなんて恐れ多いです!!」

「えー、でもレティシアは僕の婚約者でしょ?」

「まだ違いますよ!!」

「あ、まだってことは婚約してくれるんだ?」


はっ!!!

流れでつい言ってしまった、、

皇太子、さては貴様策士かっ!!!

9歳で策士とは、、将来が恐ろしい、、


「で?未来の婚約者の名前言ってくれないの?」

殿下から、きゅーんと犬のような悲しい鳴き声が聞こえてくるような、、

さらには犬の耳のようなものが垂れ下がっているようにも見える。もちろん幻聴と幻覚だけど。

くっ!!!!でもそんな悲しい顔しなくても!!!私、昔から犬には弱いのよぉ!!!!


「......リアム様。」

「様は要らないよ?」

「いえ、さすがに呼び捨てには出来ません!」

「んー、個人的には気にしないんだけど、、」

「私が気にします!!!」

「はぁ、しょうがないなぁ。」


なんで私が聞き分けの悪い子供みたいになってるの!!?

私悪くなんかないもん!!!!


「じゃぁ、レティシアこれから末永くよろしくね?」

「うっ、はい、よろしくお願いしますリアム様。」


というわけで無事に(?)この国の皇太子殿下と婚約できました~!

ちなみに、それをお父様に伝えたらとてもとても悔しそうな顔をしていらっしゃった。


リアム様が皇宮へ帰っていくのを見送り、家に入ると突然なにかに抱きつかれた。



「レティシア~!!!!リアムと婚約するってほんとなの!?」

「そうだよ、レティシア!もしリアムが強引に婚約をしたのならお兄様達がぶっ飛ばしてあげるからね!!!!」


どこから嗅ぎつけてきたのか、お兄様達が突進してきたのだ。


「本当ですし、無理やりでもありませんよ。というか、リアム様でも無理やりなんて出来ませんよ。」

「リアム様!?」

「い、いつから名前を呼ぶまでに!?」

「えーと、リアム様から名前で呼んで欲しいって」

「え!?」「は!?」


「ん?」


「あのリアムが自分から!?」

「信じられない、、」


「え?どうしたの?」


「あー、もしかして僕らが禁止してたあのふにゃ顔リアムに見せた?」


あ、そういえばあの顔お兄様達に禁止にされてたんだった。

なんでも、悪い虫がつくからって。

こわぁ!!

で、そんなことは嫌なので、結構ふにゃ顔を出さないように気おつけていたけど、リアム様の時は長時間のカーテシーやらされてるのかと思って安心しちゃって、つい気抜いちゃったんだよね。

でも、ふにゃ顔とリアム様なんの関係があるんだろ?


「あー、だからか。」

「うん、あの顔きたらそれはね、コロッと行くわな。」

「え?え?」


レティシアは分かっていないのだが、アルフレッド達が言っているふにゃ顔は超可愛いのである!!

なぜなら、レティシア自信はあまり自覚がないのだが、レティシアも美少女なのである。しかも超がつくほどの。

さらさらの桃色の髪。神秘的で、誰でも虜にしてしまう水色の瞳。そして、透けて通るほどの白い肌。

極めつけはこの世界で稀なスレンダー体型なのである!!!!

実はこの世界の女子は喋よ花よと育てられているので、平民でもワガママな高飛車な子が多い。そして、みなの共通しているところがふっくら体型だ。つまり、デブが多いのだ。


そんな中、まだ5歳なのにも関わらず腕は折れそうなほど細く、腰のくびれもしっかりありまさに女神のような少女なのである。


そんな美少女のふにゃ顔。

それはもう男子達からしたらたまらないだろう。さらにこの世界の男子は女子に飢えている。レティシアの存在を知れば我先にと婚約が殺到するだろう。

だからレティシアの父はそのようなことにならないよう、皇太子の婚約者という強力な立場を手に入れたかったのだ。

皇太子の婚約者という立場ならよほど身分の高い貴族や、王族でないと婚約者の1人に入れないのだから。


そんな大人の事情を知らないレティシアは完全に父の話を信じ込んでいる。

決して全てが嘘ではないのだがその逆もしかり。


さすがは公爵で宰相の地位に着いている男だ。

レティシアの性格を考え、瞬時にどんな説明をたらいいのかをよくわかっている。

その肩書きも伊達ではないといったところか。

恐ろしい父であった。








お読みいただきありがとうございました。

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